マーケ担当者が知らずにハマる“LPOの罠”とは?
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取材・構成:加藤智也(BIZ DESIGN編集部)
プロフィール:
IT・SaaS業界を中心に、スタートアップ〜大手企業のマーケティング戦略や組織論に関する取材を行う。現場の“リアルな悩み”に迫るインタビュー記事に定評あり。
「広告費はかけているのに、LPはほぼ放置」
これは今、多くの中小〜中堅企業で起きている現実です。
「LPO(ランディングページ最適化)」の重要性が叫ばれて久しいにもかかわらず、
実務の現場では「何から手をつければいいか分からない」と悩むマーケ担当者が後を絶ちません。
そこで今回、“完全代行型のLPOサブスク”という新たな仕組みを提供する、
株式会社テマヒマ代表・平岡大輔氏に話を伺いました。
平岡さんはこれまで100本以上のLP改善を支援し、
「LPを広告のオマケにしない」ための仕組みづくりを徹底してきたプロフェッショナルです。
本稿では、“LPOが形骸化してしまう本当の理由”と、
限られた予算でも成果を出すLPOの実践方法について深掘りしていきます。
「LPは広告のオマケ」になっていませんか?
加藤:
最近「LPOが重要」とよく言われますが、まだ軽視している企業も多い印象です。
平岡:
そうですね。特に中小企業だと、広告運用は力を入れてるのに、ランディングページは「広告のオマケ」くらいにしか見ていないケースが本当に多いです。でも、実はそれがすごく危ない。
加藤:
というと?
平岡:
要は、どれだけ広告でリーチしても、CVを決めるのはランディングページなんですよ。でもその改善は「やってるつもり」で止まってる。分析ツールを入れてるだけ、ヒートマップ見てるだけ、A/Bテストしてるだけ……。それでは、改善じゃなくて“儀式”です。
分業制LPOの罠と、その非効率性
加藤:
確かに、PDCA回してる感だけ出てる状態、よくあります。
平岡:
しかも、そのPDCAを回すために、デザイン会社、コピーライター、広告代理店……って、全部バラバラに発注してるんです。中の人が全部指示しないといけないし、成果が出なければ責任は自分。LPOコンサルに依頼すると、月額50万円以上が相場ですからね。
加藤:
それで成果が出なかったら、割に合わないですね。
平岡:
まさに。しかも矛盾してるのが、「その金額を払える会社ほど、実はLPOの重要性を分かってる」ってことなんです。逆に、月額50万円も払えない企業こそ、本来はLPOで得られる恩恵──つまり限られた広告費でCVRを上げる──が必要なのに、選択肢がない。だったら、そういう企業でも導入できる価格で、ちゃんと成果が出せる仕組みをつくるしかないと思ったんです。
広告代理店の構造的限界
平岡:
よく「広告代理店に任せてるから大丈夫」と思ってる企業も多いですが、実際はほとんどランディングページに手を入れていません。なぜなら、媒体調整の方が圧倒的に楽だから。広告代理店の担当者は複数のクライアントを並行して見ているので、細かくランディングページを改善する余力がないんです。クリエイティブを作れる体制がない広告代理店も多いです。広告費を溶かし続ける構造になっているということですね。
加藤:
つまり、ランディングページの改善に本気で取り組まない限り、広告費の効率化は頭打ちになると。
平岡:
まさにそうです。ここでよく出てくるのが「LPOコンサルってなんでそんなに高いの?」という話なんですが、あれは成果に直結しない工数が非常に多いからなんです。たとえば、全体構造の精査から始まり、クライアント社内向けの資料を何枚も作り、会議に何度も出席する。そのすべてに人件費がかかっているわけです。
加藤:
なるほど、それで月額50万円以上というのが一般的になっていると。
平岡:
はい。でも実際にCVRに影響するのは、ファーストビューとオファー周りの設計が8割と言われています。だから、そこに絞ってテコ入れをすれば、効果は出せるし、コストも抑えられる。私たちは、まさにその本質だけに全集中しています。
加藤:
なるほど。つまり、従来の“丁寧だけど非効率”なLPOではなく、本質を突いた効率設計で勝負しているわけですね。
「まるなげLPO」が目指すもの
加藤:
ここまで聞くと、かなり明確な戦略のもとに設計されている印象です。では、その『まるなげLPO』というサービスが、実際にどのように機能しているのか教えてください。
平岡:
はい。まるなげLPOはLP改善を“完全代行”するサブスク型サービスです。社内で分析もしなくていい、指示もいらない。私たちがデータを見て、改善案を設計して、デザインを作って、実装して、テストして、全部やります。
なぜ月額5万円で提供できるのか
加藤:
それで月額5万円。普通に考えたら「安すぎて不安」って声もありそうですが……。
平岡:
確かに、そういう反応もあります。でも、「高ければ成果が出る」「外注すればなんとかなる」っていう先入観こそが、LPOを非効率にしてたんじゃないかと思うんですよ。実際、高額のLPOコンサルって、ランディングページ全体を深く分析した上で、クライアントを説得するための資料を作り、ミーティングに参加して……と、成果に直結しない工数がものすごく多いんです。じっくりと進めるが故に、テスト回数は年に数回とかが限界だったりします。
成果を出すために「やらないこと」を決める
加藤:
なるほど、裏側ではそんな手間がかかっているんですね。
平岡:
はい。でも私たちは、そこを割り切りました。成果にインパクトを与えるのは、主にファーストビューとオファーエリアです。そこに絞って改善設計し、評価指標も“CVRが上がったか下がったか”という明確な数字だけ。だから、余計な資料作成や説明に時間を割かず、限られた工数で最大の効果を出せるようにしてるんです。
リソースを削減した分、価格を極限まで下げて、LPOをすべきなのにLPOに投資ができなかった企業でも導入できるサービスにしました。
不動産投資LPでCVR3倍の実例も
平岡:
例えば、ある不動産投資のクライアントでは、ランディングページにまったく手を加えずに広告費を投下していた状態から、初回のテコ入れだけでCVRが0.74%から2.19%へと3倍近く向上しました。これによって広告の投資対効果が大幅に改善され、広告予算も積極的に使えるポジティブサイクルが生まれています。
業界や商材ごとの対応も、もちろん可能
加藤:
でも、業界や商材によってアプローチも変わるのでは?汎用的な設計じゃ成果も限られる気がします。
平岡:
おっしゃる通りです。だからこそ、ターゲットのリサーチ、商品の訴求の整理から始めます。つまり、レスポンスの取れるテンプレに頼るのではなく、“その企業のマーケティング戦略”を立てることを重視しています。それにより、どんな業界でも商材でも、売れるLPに必要な要素を洗い出し、成果へと繋げることができています。
知識ゼロでも問題なし、対話設計と30分面談
加藤:
なるほど。知識が浅い担当者でもついていけますか?
平岡:
もちろんです。知識がなくても問題ありません。丸投げいただければ、自動的にCVRを高められる仕組みを構築していますので。タグの設置やアクセス解析ツールとの設定など、専門性が必要な作業も全てこちらで行いますのでご安心ください。やり取りもグループチャットで行うので、お手間を取らせることはありません。
成果が出なかった場合のリスクは?
加藤:
でもやっぱり、「成果が出なかったら損なのでは?」という不安は残りませんか?
平岡:
そこもよくいただく声ですが、契約期間の3ヶ月で基本的には既存LPよりもCVR改善を行えています。私たちは3週間ほどでプランニングとデザイン作成、ABテストツールの導入を終わらせ、その後は月2回を目安にテストを常に動かし続けます。なので、最初の契約期間内で4〜5回のテストが実行できます。その間に、刺さるクリエイティブを見つけられます。
契約は3ヶ月単位なので、1回あたりの契約にかかる費用は5万円×3ヶ月で15万円です。設計資料の価値まで含めれば、実質的にはローリスク・ハイリターンなサービスだと考えています。
今、LPOに取り組む企業だけが生き残れる
平岡:
最近では広告費が高騰し、CRMが注目されがちですが、新規の流入がなければ事業は縮小します。だからこそ、今の時代に必要なのがLPO。ここに真剣に取り組んでいる企業こそ、3年後、5年後に生き残る企業になると思っています。
まずは「LP改善診断」から始めてみてほしい
加藤:
なるほど。「知識がない担当者でも、成果は出せる」という選択肢があるだけで、救われる人は多そうですね。
平岡:
実際、「どこから手をつければいいか分からない」という担当者も多くいます。なので、私たちは無料のLP改善診断を提供しています。30分お時間をいただき、実際に今のランディングページを見ながら課題と対策をアドバイスしています。ランディングページだけでなく、集客導線や申込導線の改善策についてもお話をしているので、web集客ROI改善のアクションプランを手に入れていただけます。
加藤:
なるほど。それなら「ランディングページの課題が自分では分からない」という人でも、プロの目線で今の状態を客観視できるわけですね。しかも、集客から申込みまでの全体設計まで見てもらえるなら、単なる“LP改善”に留まらない価値があると感じました。
平岡:
はい。私たちは“LP屋さん”ではなく、“マーケティング全体を設計する立場”として支援したいと考えています。だからこそ、単なる改善提案ではなく、クライアントのビジネス全体にとって本質的な意味を持つ施策を提示することを意識しています。
まずは気軽に無料診断を受けてもらって、「あ、こんなに見落としてたんだ」と気づいてもらえるだけでも大きな一歩になるはずです。
まるなげLPOについてはこちら↓
https://temahima.co.jp/marunagelpo/
編集後記
「LPOって、もっと難しくて、もっとお金がかかるものだと思っていました」。
取材を通じて、そんな“思い込み”こそが多くの企業にとって最大のボトルネックだったのだと痛感しました。
まずはLPを見直すこと。それが、これからのマーケティングを前に進める大きな起点になる。そう強く感じたインタビューでした。