そういう時は「事業ステージによります」と答えます。
スタートアップ企業も中小規模企業も大規模企業も支援してきていますが、事業の成長段階によって必要な施策変わります。やるべきことが当たり前にできている状態があり、事業の規模と合わせて施策の積み上げをしていくようなイメージです。
でも多くの企業で事業ステージと施策とのミスマッチが起こっています。スタートアップなのに認知施策を実施していたり、大企業でもSEO対策とかLP改善サイクルの構築とか買う気にさせるコンテンツの開発とか、受け皿となる土台の施策がおろそかだったりします。
広告出稿を避けるということはビジネスの成長に期待していないということ
webでマーケティングを実現するためには、初期接点となる広告の運用が第一の関門となります。ここは避けては通れません。
最近は「SNSを活用してファン入り口を作ろう」という風潮もありますが、新規事業などの場合、まずは短期でのビジネスモデル確立が必要になります。
ちくちくコンテンツを作って、潜在的な見込み客にアプローチして、コミュニケーションして、少しずつ自社の提供している価値についてアピールできて、やっとこさ顕在的な見込み客との接点を生み出せるようなまどろっこしいやり方をしていては、ビジネスチャンスを逃してしまいます。
もちろん広告に使える資金がないような小規模事業主や個人商店などであれば、SNSを活用したマーケティング活動はとても魅力的で、全事業者が取り組むべき施策だと思います。
でも企業としてこれから大きく事業を展開していこうとしているなら、これはまずやるべきマーケティング活動ではありません。
ビジネスとは投資活動
ビジネスは投資です。使ったお金以上の利益を生む循環を作る活動と言えます。企業が収益拡大のために事業を展開するのであれば、いち早く事業としての仕組みを構築して、より大きな投資をしてより大きな利益を目指すべきだと考えます。
そのためには、広告出稿を起点としたマーケティング・プロセス構築に取り組み、正しい投資計画を元に予算投下をしていかなければいけません。広告が投資として機能していれば、予算組は容易い問題となります。
そこで、僕からのお歳暮として「適切な広告投資のために役立てる広告運用の話」を、明日以降でお話させていただければと思います。
トレンドを押さえるためにも別会社で年間5億円ほどの広告費を使って日々実験をしています。
そこで得られた知見なども可能な限りでお出しできればと思っています。
どうぞお楽しみに。