その道の専門家になってしまうと本質を見失うことがあります。そんな時に思い返してほしいヘヴィメタルミュージシャンの名言があります。
我々は理想的な姿を描けるようになることで、本当の目的を見失いがちです。
サイト内のデータを全て網羅的に分析してしまったり、インパクトの小さいページのヒートマップ解析をしてしまったり。広告コピーの一言一句を正しい日本語にしようとしたり。
企業としての正しさや、手法の正しさよりも大切なのは、顧客と見込み客を理解して、商品によって提供できる価値を磨くことです。
テクノロジーの発展によって、新たな施策やツールなどがどんどん登場しています。それらの手法を使い熟すことに必死になってしまっているマーケターも多いと思います。
僕自身も知見のためにあらゆる施策に手を出し、手法を追求してしまうことがあります。なので、常に顧客が求めていること、自分たちが提供できることを考えるようにしています。
そうしないと本質を見失ってしまうからです。その中で実験を繰り返しながら、最適解を探す旅を続けています。
迷ったら本質に立ち返る
どんな状態であれ、どんな売り方であれ、顧客に価値を届けられることが正義だと考えています。
マーケティングにおいて活用される行動心理も、騙しのテクニックだと言う人もいます。例え、それが騙しのテクニックだとしても、それを使うことで商品を届けることができ、顧客の満足を生み出せるのであれば何ら問題はありません。
顧客が求めているのは、悩みからの解放であり理想的な姿への到達だからです。そして、それを提供するのが企業の役目です。
PDCAを回していても変化がない状況に直面した時は、自分たちは何を提供しているのか?を突き詰めて、それに向かっていけば、完璧な仕事へのこだわりを捨てて、今よりももっと大胆にアクションしていけます。