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トップチームのコーチとの夜

コーチング

僕はストリートファイターという格闘ゲームにガチで取り組んでいます。

昨年はラスベガスの大会に参加するなど、積極的に大会にも出ています。

それがきっかけでeスポーツ業界で事業展開をしてしまったくらいです。

ご縁がありプロゲーマーの方にコーチについてもらっているのですが、その方の紹介で日本トップチームでコーチをしていた方と会食をしました。

eスポーツのチームにコーチがいるのは今では当たり前になっていますが、その体制を築いたのが今回お会いさせていただいた方だと言われています。

今はコーチを離れ、コンテンツクリエイターとして活動していますが、やはりコーチの仕事への魅力を感じているので、次の機会を伺っているようでした。

今回紹介してもらった目的は、チームにおけるコーチの役割についてなどを教えてもらうためです。

テマヒマでもゲーミングチーム結成に向けて動いているので、どういう運営にすべきかなどを聞きました。

コーチとして心掛けていることは、相手を知ることだそうです。

同じことを伝えるにしても、相手の理解度や姿勢によって伝え方を変えることが大切だと言っていました。

僕もマーケティングのコーチングを行うときは、このことを大事にしています。

業界は違っても考え方は同じだなと感心しました。

ダメなコーチは答えを教えようとします。

これでは受け手が素直に受け取ってくれない場合、うまくいきません。

誰もが自分の正しさを信じています。

その状況で別の正しさを押し付けられたら、自分が間違っていることを認めるように感じてしまいます。

それでは納得して行動できないので、結果が出せません。

これは上司と部下の関係でもよくあります。

「部下が全然動いてくれない」「上司がわかってくれない」など。

これは相手に合わせたコミュニケーションの取り方ができていないからです。

マネージャーの方は、「メンバーは自分の分身ではない」ということを意識してメンバーと接してみてください。

自分と同じようにできると期待して接しているから、伝わらないコミュニケーションをとってしまうのです。

子供に接する時、相手がわかるように伝えようとするはずです。

上司と部下の役割で言うと、部下が上司と同じようにできるなら、部下でいるはずがありません。

上司と同じことができないから部下なのです。

なので、相手の理解度と姿勢に合わせたコミュニケーションの取り方が必要になります。

そのためには、相手を知るための会話をまず行わなければいけません。

僕もマーケティングチーム構築に取り掛かる時は、まずメンバーがどんな人で何を考え、どうなりたいと思っているのかなどを個別に聞きます。

その上で、組織の目標と個人の目標とを合わせるための方向づけを行い、チームのパフォーマンスが分散しないようにします。

あくまで本人たちの意思でより良くなろうと思わなければ、チームは変わりません。

それを実現するのがコーチです。

ビジネスにおけるコーチの役割もこれからもっと注目されていくはずなので、今から楽しみです。

p.s.
もちろん仕事なんだから自分でしっかりやれよ、と言う気持ちもわかります。
ですが理想の人材だけが集まることを期待していては、宝くじに当たることを願っているようなものです。
これが多くの企業が常に採用の課題を抱えている原因でもあります。
なので、ポテンシャルを活かす再現性のある組織づくりができるマネージャーが重要になります。

ーマーケティングは一日にして成らずー
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