昨日、2021年最初の渋谷マーケティング会議をやりました。
渋谷マーケティング会議は、毎回テーマを決めてマーケティングの実戦的な話を聞けるというセミナーです。
ここ最近のセミナーは、「コスメD2Cを成長させるための戦略」をテーマにしています。
参加対象を絞ることで、より濃い話をできるメリットがあるからです。
毎日情報を届けられる相手には、広い範囲のテーマで話すのは有りです。
「あれ、ちょっと違うかな」と感じられてもリカバーが効くからです。
でもセミナーの場合は、その場の内容で評価と判断をされます。
なので、できるだけ相手の興味のポイントにグッと刺さるコンテンツを提供する必要があります。
テーマを絞ることで、コンテンツにトンガリを作れるので、相手の関心を手に入れやすくなります。
費用対効果の良い施策とは
僕自身、EC業界特に美容健康業界での経験が長くなってきました。もう7年くらいですね。
広告の父と呼ばれているオグルビーさんも、通販ビジネスで広告ビジネスの基礎を作りました。
僕自身もEC企業の支援をするようになって、マーケティングとはなんぞやを学び理解しました。
正直、ただ露出させるだけ、ただ話題になるキャンペーンをやるだけのよくいる広告マンの頃は何もわかってませんでした。
なぜその違いが生まれたのか?
通販ビジネスは広告だけで商品を買ってもらいます。
広告で興味をひき、広告で理解を促し、広告で購入してもらう必要があります。
ビジネスプロセスが全て広告で完了するというモデルです。
そのため、顧客を深く理解することや、広告表現を磨くことを研究され続けてきました。
企業活動は全てが利益を生み出すために行われます。そのため費用対効果を前提とした集客が行われます。
多くの企業は費用対効果を意識して事業を運営しようとしていますが、費用対効果を意識した運営をできている企業は多くないと感じます。
やらなくても良い施策に予算を使い、効果的でない施策のPDCAを回したりしています。
1つ1つの費用を投資と考えれば、リターンの少ないもしくはリターンがあるのかどうかを判断できないような施策にお金を使わないはずです。
10,000円で買って買ったそばから3,000円の価値になるような株は誰も買いませんよね。
誰もリターンの無い投資なんてしませんから。
でも、多くの企業ではリターンの見込めない施策にお金を使っています。
費用対効果を考えるとは、リターンの見込めるものへ投資をするということです。
「費用」を「投資」と言い換えるだけで、今やっていることの無駄が炙り出されてきます。
p.s.
ネットがインフラ化され、全ての企業が顧客とダイレクトに商売できる環境ができました。つまり、全ての企業が通販企業になったということです。
オンラインマーケティングの使い手の需要がどんどんと高まっていきますね。