久しぶりに渋谷マーケティング会議をやりました。
マーケティングの実践的なノウハウの提供を、毎回ゲストを招いて行うセミナーイベントです。
3月に予定していた「DtoCビジネス」向けのやつをオンラインで開催しました。
DtoCビジネスの中で、化粧品のリピート通販をメインのテーマにした内容です。
今回のゲスト講師の商品開発のプロからは、商品戦略として売れる商品開発のコツを話してもらいました。
平岡からは集客戦略として、事業を拡大するためのモデルについて話しました。
DtoCビジネスとは
DtoCとはDirect to Consumer の略で、顧客に直接販売するビジネスのことです。
DtoCの言葉の意味には、継続課金型の販売モデルが採用されていることも加味されています。
海外から入ってきている言葉なので海外での成功事例が先行しています。
そのため、ソーシャルメディアの活用がDtoCビジネスの核となるように言われていますが、それを鵜呑みにしていては多くの企業が事業を大きくしていけません。
なぜなら、これから事業を大きくしていこうという企業にとって、スピードと確実性が重要だからです。
DtoCビジネスをSNSで成長させようとするリスク
既にフォロワーが何万人かいるインフルエンサーや、何十万人規模のユーザーがいるメディアを運営している企業が商品をプロデュースして届けていくとかであれば、スピード感を持って事業を大きくしていきやすいと思います。
でも多くの企業がこれから集客しよう、もっと見込み客を集めようという状況だと思います。
SNSの運用は地道で時間のかかる活動です。今日やったことで明日売れるということはほぼありません。
見込み客となるフォロワーを集めるためには半年、1年のスパンで考えていかなければいけないですが、収益が上がるまでそこまで待てる企業は多くありません。
しかも、フォロワーが増えたからといって、商品を買ってくれるかどうかはわかりませんしね。
数千万円の商いで良いならSNSだけでやるのも良いと思います。
数万人のフォロワーに対して商品を売り、数百人が買い続けてくれる状況を作れれば良いからです。
個人ビジネスとしてやるなら十分な売上だと思いますが、企業でやっていくビジネスとしては物足りないと思います。
ビジネスは投資回収です。お金をかければかけるだけより多くのリターンを得られる仕組みを作ることが大切です。
DtoCビジネスを成長させるためにやるべきこと
実際に僕も10億円を超える規模のDtoC企業を経営していますが、その中で必要だと思っている3つのことをお話しました。
それが、①適切なKPI設計、②媒体比率バランス、③運用体制の最適化です。
内容的にも注目されていて、反響も良かったのでこのテーマでのセミナーを継続的にやっていくことにしました。
これからDtoCビジネスに参入しようとしている、まさに今DtoCビジネスを展開している、過去に商品を作ったけど売れずに在庫を抱えているなどの方に向けて、より良い情報を届けていければと思っています。
p.s.
初めてのzoomセミナーということもありポンコツ運営でした。
開始が遅れたり、待機室で待ちぼうけさせてしまっている人がいたり、録画ができていなかったり…早々にリベンジしないと笑