土曜日に息子の参加した鼓笛隊パレードがありました。
渋谷区の小中学校による街頭パレードなのですが、表参道から代々木公園あたりまで、30分ほど演奏しながら練り歩くというイベントです。
4年ぶりの開催ということでどんなもんなのかと楽しみにしていたのですが、道路を封鎖して演奏するような大規模なもので驚きました。
学校行事として参加しないといけないイベントだったものの、息子は楽器が重いし、うまく演奏できないし、前日まで「なんでやらないといけないんだ!」と文句を垂れていました。
僕と同じでインドア派の息子は、ヒョロヒョロで体力がなく、体力テストも毎回底辺にいるような子供です。
息子はユーフォニアムという管楽器の担当だったのですが、結構な大きさがあり楽器を持つだけで大変な様子でした。
それを吹きながら歩くのは相当大変な想いをしていたと思います。
正直、演奏している様子を目の当たりにするまでは、「たかが楽器の演奏で、何をしょぼいことを言ってるんや」という気持ちがありました。
ですが、小さく細い体で、一生懸命に吹き続けている息子を見て、涙が止まりませんでした。
嫌がっていた様子と今の一生懸命に自分のやれることをやっている様子とが対比されて、感極まってしまいました。(今も思い出して泣いてます笑)
なので、より自分の息子のことを好きになりましたし、もっと応援してあげたいという気持ちが溢れています。
息子のファン代表として、もっと応援していきたいと思いました。
ファンとはその対象を応援する人たちのことです。
応援したいと思ってもらうためには、何かを成し遂げようとしている姿を見せる必要があります。
ファンは自分がそれを実現するのではなく、それを実現しようとしている人を応援することで、擬似的に自分がそれを実現するために行動していると感じています。
なので、既に完成されたものではなく、ゴールへ向けて頑張っている姿、一歩ずつゴールに近づけている結果を見せてくれる相手に対して、応援したい気持ちが生まれます。
マーケティングにおいて「顧客のファン化」を話題にされることが増えましたが、ファン化するために必要なことの1つが、このゴールを目指して頑張っている様子を見せることであり、ゴールに近づく結果を示すことです。
ーマーケティングは一日にして成らずー
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