Site icon 株式会社テマヒマ|マーケティング脳をつくる会社

会議はバグ

会議

Shopifyが3人以上の定期的な会議をキャンセルすることを決定しました。

Shopifyは世界中で利用されているeコマースプラットフォームです。僕も自社のサプリ事業で使ってます。(めちゃコスパ良いのでおすすめ)

従業員には会議を断り、大規模なチャットグループから外れることを奨励しているそうです。

これについて同社CEOは「創業者ができる最善のことは引き算です。物事を削除するよりも、物事を追加する方がはるかに簡単です。あることにイエスといえば、その期間にできたかもしれない他の全てのことにノーを突きつけることになるのです。物事を追加していくと、できることの数が少なくなっていきます。そうなると、現状を維持する人がどんどん増えてしまうのです。」と語っています。

首がもげるほど頷きました。

日本の生産性が低いのは、無駄な会議の多さにも原因があります。

会議は合意形成のための場です。

ですが、多くの会議は報告会だったり、詰め会になってしまっています。

ただそこにいるだけの人がいたり、会議室で別の仕事をしている人は多いですよね。

まさに、他の全てのことにノーを突きつけていることになっています。

報告だけならレポートの共有で済みます。

合意形成をしたいなら決裁者とその仕事の責任者との2人で済みます。

各自の役割が曖昧で、誰が何の責任を負っているのかが共有されていない組織だと、こういうやり方はうまくいきません。

なので、多くの企業ではShopifyと同じやり方をしてもうまくいかないはずです。

まず、誰がどんな仕事をしていて、どんな役割と責任を負っているのかを、組織に共有することが大切です。

マーケティングも同じで、やることを増やせば、それを動かすことが仕事になり、現状維持の力が強く働くようになります。

他のことを追加しようとしてしまうため、どれも中途半端になり、成果を出せるまで十分なリソースをかけることができず、失敗してしまいます。

やった方が良いかもしれないけど優先順位の低いことを削り、限られたリソースをどこに集中させるかを考えるようにしてください。

「選択と集中」によってリソースの最大化は実現できます。

ーマーケティングは一日にして成らずー