経営者やマーケティング担当者の悩み第一位はいつの時代も「新規獲得が思うようにできない」です。
そのため常に頭の中にあるのは「何かいい手法はないか?」ということ。会う人会う人に「何か効果的な施策がないか?」と相談をもちかけ、そんな企業に対して広告代理店は「こんなのが出ました。」「これは効果が出ています!」などと、場当たり的に手法(主に媒体)を提案しています。
博打のようなもので、たまにヒットするものがあったりします。なので、次のヒットを求めて「次は何が当たるのか?」と同じやり方をし続けているような状況があります。
プロセスは改善できる
でも多くの場合、そのやり方ではうまくいきません。なぜなら、マーケティングは見込み客を顧客へと導く一連のプロセスによって実現されるからです。その施策以外にやれていることとの総合力によって成果は決まります。
また、実際にはその手法自体がだめだったのではなく、ただうまくやれていないから結果を導き出せなかったという状況も多いと思っています。活用しきれるレベルまでPDCAを回せたのかが重要です。
マーケティングのための施策がくじ引きのようなものなのであれば、次々にありとあらゆる手法を試せば良いと思います。当たる可能性が高まりますからね。
でも、どんな施策においても成果を生み出すための構成要素は必ずあります。それらに対してPDCAを回すことによって、最初は得られなかった成果を生み出せるようになります。
全ての手法は使いよう
メールは死んだ、今はLINEだ。これも凄く理解できるし実感もあります。でも、LINEで通知している内容が、”反応を得られるのかどうかはお天道様だけが知っている”的な博打アプローチであれば、じっくりPDCAを回して研究し続けているメールよりも、得られる成果が劣るという場合も十分にあると思います。
もちろん、いまさらmixiで何かプロモーションをしようとは思いませんが、それでもやりようによって得られる成果を拡大していくことは十分に可能だと思っています。
全てはどれだけ適切に早くPDCAサイクルを回せたか、それに尽きるのです。
とはいえ、手っ取り早い方に流れたくなる気持ちもわからんではないです。笑