良いマーケティングチームを作るための真理を表したツイートがありました。
昔ばあちゃんが言ってた。
商人からは値切っても良いけど、職人はダメ。彼らは技術を売っているからと。
値切れば値切るほど施工にも影響が出てくる。
日本を支えてくれているのは現場の職人たち。
職人には特に敬意を払い接するようにしております。(商人をディスっている訳ではありません)
— ぷん次郎 (@open_gensen) January 18, 2021
昔、親父に同じようなことを言われたことがあります。
できた物を買うときは値切れ、作ってもらう時は値切るな出せ。
確かにそのとおりですね🤤— だいきち@中年ギャンブラー (@daikichiman000) January 19, 2021
この感覚がない人と仕事をすると吐き気をもよおします(笑)
マーケティングの仕事は基本的に役務です。商品を作る人、集客する人、制作物を作る人。
自分たちが適正価格だと思って提示している金額を値切られた時にどういう対応になるかというと、その金額に見合った動きをとります。
クライアントとしての優先順位を下げたり、サービス内容を削ったり。やる気も削がれるかもしれません。
そうなった時に、値切った本人は100万円の商品を80万円で買えたと思っているかもしれませんが、実際には50万円の価値提供しかされない商品を買っているという状況もあり得ます。
出来上がった物を買う時に値切ったとしても、その買った商品の価値は変わりません。
1万円のシャツを5千円で買ったからと言って、シャツの丈が半分になるわけではないですから。
でも、これから作るものやサービスは違います。
1,000円で作れるシャツを500円で依頼したら、品質の落ちた生地を使うことになったり、脆い加工の仕方になったりせざるを得なくな利、結果的に損をすることになります。
適正な価値を手にいれるために必要な費用が、請け負う側が提示している金額です。
それを飲めないのであれば、別の相手を選び直すべきです。
予算感にあった品質のサービスを提供してくれる相手はどこかにいるはずですから。
ただ、それをやり続ける労力と時間が無駄です。
なので、予算的に厳しい場合は、相手の負担を減らすことで減額できる余地があるかを、一緒に検討するのがおすすめです。
事前に合意した内容で金額を調整できれば、お互いに納得したビジネスとなり実際の提供価値が期待よりも下がるということはなくなります。
「とりあえず値切ってやった。安く買えた。」みたいなことを自身の戦績にするようなことをしている人は、ガラクタばかりを手に入れているかもしれないと考えた方が良いです。
「発注してやっている」感を持っているとこういう考え方になりがちですが、自社のビジネスを成長させるためにパートナーの力を借りているだというマインドセットが必要です。
信用の上にビジネスは成り立ちます。
マーケティングは自己完結しない仕事です。やることも多岐に渡ります。そのため、自分ごとに捉えてプロジェクトに参加してくれるパートナーを、仲間に引き入れられるかが成功の鍵になります。
自分の目標達成のために、職人集団を巻き込むのがマーケターの仕事です。