成長企業の経営者の抱える課題

事業のステージが上がっていくと、これまでのことは当たり前にやりつつ、これまでやれていなかったことを積み上げていく必要が出てきます。現状維持は衰退ですので。

先日、「現場任せられる人を増やすのが目下の課題」という投稿をFacebookでしたところ、多くの経営者の方から反応をもらいました。

みんな同じ課題を持ってるんだなーと感じたと同時に、やっぱりそういう人を社内で育てるのは難しいと思ってるんだなと感じました。

テマヒマの場合は、社員を増やして事業を大きくする方針ではないので、この課題はありません。必要なプロジェクトに必要なメンバーを集めて取り組んでいるので、現場を任せられるメンバーとしか仕事をしていないからです。

 

ただ、別で経営しているメーカーECの方はできあがったビジネスモデルを動かし続けないといけないので、メンバーを固定して取り組んでいます。

組織には役割として、先の展開を見据えて決断する人、その決断を実現するために現場を指揮する人、個別に与えられたミッションを遂行する人がいます。

リーダー、マネージャー、メンバーと表現すると馴染みがあると思います。

僕は現時点、一部現場のオペレーションも担っているので、3役を並行している状況です。作業の手を増やすことは少しづつしていますが、それでは今やっていることをうまく回すことにしかなりません。

これまでやれていなかったことを積み上げていくために、今の業務を引き剥がす必要があるので、広告運用周りのディレクション担当を作るというのが、僕の目下の課題となっています。

中小規模の企業だと、ディレクション人材の活用が事業成長の鍵になります。複数のパートナーとのやり取りを円滑に進めつつ、なにかあった時は自らも動けるような人物です。

中小規模の企業において、実際の作業者の能力自体はさほど必要では有りません。必要なことを当たり前にきちんとこなしてくれれば、一定の成果は出せるからです。

 

全体の方針に合わせて、全体最適を優先して、現場の動きを左右できる人材がいれば、現場メンバーが50の力しかなかったとしても、全体で見た時に100以上の力にすることもできます。

そのための人材育成カリキュラムがあれば、世の中の経営者の方やマーケティングマネージャーの方たちの課題を解決できるなと思いました。

#経営

コメント

この記事へのコメントはありません。

人気の記事

  1. 1

    珍しいスタバの広告

  2. 2

    マーケティングで使う「導線」

  3. 3

    家庭と組織の共通点

  4. 4

    オンラインで売るシンプルな考え方とは?

  5. 5

    需要を生むマーケティングの実例

カテゴリー

関連記事