EC・通販システムを提供する(株)エルテックスと「通販通信ECMO」((株)アドブレイブ)がこのほど公表した「通信販売に関する消費者調査【2020】 通販/ECの情報経路」によると、通販・ECサービスで商品購入歴がある人のうち、EC・通販会社から各種情報を最も多く受け取っている情報伝達媒体は、「Eメール」が72.3%、「DM(ダイレクトメール)」は20.7%、「SNS(LINE)」は19.7%という結果になった。
コストがかからず活用しやすいというのが理由で、Eメールがダントツ1位になっています。
EC・通販で再購入するきっかけになった情報伝達媒体は、1位が「Eメール」(51.8%)、2位が「きっかけになった媒体はない」(30.2%)、3位が「DM」(14.2%)、4位が「SNS(LINE)」(13.6%)だった。
リピートのきっかけもダントツ1位です。まぁ、受け取っている量が多いからそうなるかという感じです。受け取ってはいるものの、リピート購入のきっかけにはなっていない人もそれなりにいるようです。
こういう調査結果だけを見ると、「そうか、Eメールはまだまだいけるのか!」「うちもDMをしよう、LINEを始めよう」という反応をしてしまう企業も多いと思います。
前向きに反応することは良いことですが、ただやるだけでは結果は出せません。現に、多くのマーケターが自分が普段スルーしているようなメールやDMを顧客へと送っています。
Eメールで成果を出す方法
すべてのアプローチに共通して言えることが、「まず気づいてもらう」ということです。そして、興味を持ってもらって、理解納得して購入へと動いてもらいます。新規にしろリピートにしろこの流れは必ず必要です。
EメールもDMもまず届いていることに気づいてもらって、開封してもらわないことにはメッセージを伝えることができません。なので、受信箱の中で目立つことが出発点になります。
DMなら目立つ封筒を使うという方法がありますが、Eメールはすべて同じ見た目で届きます。そこで重要なのは、「誰から来たのか?」「どんな内容で来たのか?」「いつ来たのか?」の3点です。
たくさん受信してても、無視するものと目にとめるものがあると思います。自分にとって役に立つ情報を届けてくれる相手になれれば、第一関門突破です。
そして、興味のある内容だと件名から判断すれば、そのメールを開いて中身を見ます。目に留まる内容、気になる内容、今欲しい内容、やり方はいろいろありますが、ただ反応を取るだけのテクニックに溺れないように気をつけてください。中身が無いと気づかれると、その相手からのメールはスルーするメールとして扱われるからです。
3つ目のいつ来たのか?ですが、昔ほどリアルタイムにメールを見る人は少なくなっているので、タイミングはそこまで重要ではないと思っています。ただ、定期的にコンテンツを届けるようなメールを送る場合は、できるだけ受け取る時間を固定する方が良いです。なぜなら、相手の中で「今日も来てるかな?」と認識されるようになるからです。
僕もたくさんのメールを受信していますが、ほぼ見ていません。駄目な事例のインプットのために、それらのメールをたまに考察しますが、スルーされてしまうメールを送っている企業が多いなといつも感じています。
テマヒマのメールはこの3点を意識しながらお届けしているので、開封率は30%を超え続けています。毎朝1,000人以上の前で朝礼しているような感じですw。良いものはどんどん広めていきたいので、リピート請負人的なサービスでもやってみようかなw