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需要を生むマーケティングの実例

需要を生むマーケティングの実例についてご紹介します。

テマヒマで進めているeスポーツ市場向けのサプリメントは、まさに需要を生まなければ成立しない商品です。

サプリメント市場はすでに存在し、大企業を始めとする多くの売り手が参入しています。

僕自身、事業主の立場でも支援者の立場でも、サプリメントのマーケティングにこれまで関わってきています。

サプリ市場はかなりのレッドオーシャンです。

そのため、1000円以下の初回購入品を売るために、1万円以上の獲得単価がかかるのは当たり前だったりします。

特定の悩みに対する効果が期待できる商品だったとしても、それを直接的に訴求することはできないので、売ることがそもそも難しいです。

なので、販売と切り離したところで商品の効果や特徴を訴求するような方法を取ったりしています。

そのため、プロモーションコストがかかっている状況です。

需要はあるものの、その需要に対して売ろうとすると、莫大なプロモーションコストが必要な市場だと言えます。

広告表現への指摘がよりシビアになってきていることで、魅力的ではない訴求によって見込み客を説得する必要があります。

そのため、とにかく大量に広告を投下して接点を作り続けるようなやり方を多くの企業が余儀なくされています。

資本力の有無で勝敗が決まるゲームになりつつあります。

そのようなゲーム環境では、当社のような小さな企業では到底勝ち目がないので、今はまだないeスポーツプレイヤーをターゲットとした市場を攻めることにしました。

eスポーツのプレイヤーの多くは10代20代です。

なので、サプリメントで体調を整えるようなことをしている人はほぼいません。

そもそもサプリメントに対する知識もないので、基本的には怪しい薬だと思っている人が多いような状況です。

ですが、フィジカルスポーツのアスリートを見てみれば、健康管理は当たり前の仕事だといえる状況です。

eスポーツに関しても今後は同じ考え方が浸透していくことは明らかです。

そのポテンシャルを見越して新規参入をしました。

このサプリメントへの需要のない市場に対してサプリメントを売るためには、見込み客に対して「必要」を作りだす必要があります。

そのためにやれることとして、商品の機能に対する必要を生む方法と、商品や売り手に対して応援の気持ちを抱いてもらう方法があります。

今のところサプリメントに対する需要はゲームプレイヤーにはありません。

なので、どれだけ広告を出して露出をしても、誰の興味も引けず、ただ売れない商品になってしまいます。

いくつかある他のゲーミングサプリがまさにその状況です。

当社のゲーミングサプリは、商品の機能に対する必要を生み出すアプローチのために、科学的根拠を示せる商品の開発を行いました。

疲労・ストレス・睡眠不足に陥っているゲーマーに必要な栄養を凝縮し、体感しやすい成分構成のサプリメントを作りました。

この機能に対して必要を感じてもらうためには、実際に試してもらうのが1番です。

なので、メインのターゲットとなるeスポーツプレイヤーを対象に、商品提供することをメインのプロモーションに位置付けました。

そこで、プロプレイヤーやプロを目指すプレイヤーとのスポンサードを行い、大会への賞品提供を通じて、ガチゲーマーの人たちに商品の体験機会を創っています。

体感してくれたプレイヤーが自身のSNSで自発的にコメントをしてくれることで、信用を上乗せした情報として、ファンの人たちに当社のゲーミングサプリのことを知らせることができています。

このポジティブな情報の伝播を増やすことが、商品への期待値を高め、必要を生み出すことへと繋がります。