世の中には売れない商品がたくさんあります。
理由はいろいろありますが、贅沢なこの国では「形が綺麗ではないから」という理由で売れない商品として扱われているものがあります。
かわいい。目をつけたことで、価値がないと思われているものに価値を与えることになりました。
おまんじゅうの価値は美味しさです。本来、割れていようがいまいがその価値は変わりません。
でも、消費者から”割れる=通常ではない=欠陥がある”という捉え方をされてしまうため、売れるはずの商品が売れない商品になってしまっています。
価値に変わりはないのに。
規格外の野菜などもそうですよね。食物として安全で、おいしければ形は関係ないはずです。
流通のさせやすさ陳列のしやすさなどの理由もありますが、消費者としては”形が悪い=通常ではない=欠陥がある”という見方をしてしまっているところがあります。
生産された規格外の野菜は加工品にされたりしてますが、4割は廃棄されているという話もあります。
最近は規格外の野菜を割安で変えるサービスなども登場してきていますが、本来の価値を考えれば変な感じですよね。
今回ご紹介したおまんじゅうは、「目をつける」というアイデアで「見た目がかわいい」という価値を生み出しました。
「かわいいものが好き」という価値観を持った人にとって価値のある商品になったことで、廃棄商品を完売商品に変えることができたとても良いマーケティングの事例です。