MIND SET

多くの経営者が自身のスキルで事業を大きくしてきているため、事業が成長し組織が大きくなるとそれまでのやり方ではうまくいかず事業が停滞します。

その成長の踊り場から抜け出すためには、事業を再成長させるためのマインドセットが必要です。

マーケティングとは何を達成する活動なのか?どんな顧客にどんな価値を提供できるのか?それらの前提をアップデートすることで、事業を再成長させる権利を手に入れることができます。

1.マーケティング知識のアップデート

マーケティングとは

マーケティングとは売れる仕組みを作ることです。見込み客が自ら顧客になり、セールスが不要になっている状態がマーケティングの完成形です。

まるでベルトコンベアで運ばれてくるように、プロセスに足を踏み入れたら自動的にゴールまで辿り着いてしまうような仕組みがあれば、事業はあなたの力以上のパフォーマンスを発揮して再成長します。

2.ターゲット市場の特定

ターゲティング

マーケティングでまずやることは、誰に買ってもらうのか?を決めることです。商品を買ってもらう人たちのことをターゲットと呼びます。

見込み客の課題(task)・価値観(values)・状態(stage)・属性(profile)を知ることで、売れるターゲット市場を特定することができます。

3.ペルソナの設定

ペルソナ

ペルソナ(persona)とは、代表的な見込み客のことです。ペルソナを設定することでターゲットの解像度が高まり、コミュニケーションの取り方を考えやすくなります。

本人が表に出していない内面的な欲求・問題を解決できていない原因・日常の行動パターンを特定することで、訴求を見つけやすくなり、刺さるメッセージを作れるようになり、売れるコミュニケーションを取れるようになります。

4.ベネフィットのリストアップ

ベネフィット

ベネフィット(benefit)とは顧客が手に入れるプラスの結果のことです。商品が持つ特徴によって得られるメリットと言えます。顧客は商品そのものではなく、商品から得られるベネフィットに対してお金を出します。

商品の特徴をベネフィットに変換し、商品が提供している価値を具体的にすることで、見込み客に伝わるメッセージやコンテンツを作れるようになります。

5.USPの決定

USP

USP(Unique Selling Proposition)とは独自の売りのことです。他社との比較競争はいずれ価格競争へと変化し、最終的に資本力のある企業以外は淘汰されます。

売れる商品はより良い商品ではなく、他とは違う商品です。競合の訴求していない価値や特徴を見つけてUSPを決定することで、あなたの商品は選ばれる商品になります。

6.コンセプトの決定

コンセプト

コンセプトとは、価値を1つに束ねる新しい意味(new meaning)です。良いコンセプトは、見込み客とのコミュニケーションをスムーズにし、顧客との関係性を強固にします。

なんのために存在するのか、何を目指しているのか、それを実現させるために何をやっているのか?それを1つのキャッチーなフレーズにすることで、興味を惹き、記憶に残り、人に伝えやすい商品にできます。