RESOURCE MANAGEMENT

事業が成長しない1番の理由が、リソース不足です。どれだけ優れた商品があり、それを売るためのプランがあっても、それを実行できなければ絵に描いた餅です。

期待通りの仕事をしてくれない社員、優秀な人材が応募してくれない採用、経営者としての仕事の多くは人材確保と人材活用に充てられています。

本当は「目の前にあるビジネスチャンスをものにしたい」「温めているビジネスアイデアを世に送り出したい」と思っているのに、多くの経営者が人材確保のための時間に追われています。

ですが、問題は採用ができないことではありません。社内のリソースを活用しきれていないことが1番の問題です。

社員の生産性を高めることで、今のメンバーでも今以上の成果を出すことはできます。

限られたリソースの最大化のために必要なことは、この3つです。

1.リソースの把握

リソース把握

社員はいつも頑張っていると主張しますが、実際には無駄な時間が多く存在します。意図的にサボっているわけではなく、仕事のやり方が良くないために、無駄に時間がかかってしまっていることが原因です。

何にどれくらい時間をかけているのかを把握することで、生産性を落としている原因を把握する必要があります。社員に対してタスクシートを渡し、今やっている仕事の内容とその仕事にかかっている時間を把握します。行動を可視化すると、生産性の低い社員は何をしているか分からない時間が多く存在するはずです。

2.リソースギャップの把握

リソースのギャップ

必ず社員間で仕事の負荷のかかり方に偏りがあります。できる社員には仕事が集まるのでいつも疲弊しています。この状況が続くことは、会社にとってリスクでしかありません。

社員同士の負荷の偏りを調整するために、各自のタスク状況を比較して偏りのありかを把握します。誰が業務過多なのか、誰の仕事の進め方が遅いのかを把握することで、リソースの最適化が図れます。

3.リソース再投資計画の作成

リソース最適化

リソースの偏りが把握できたら、それを再配分することで、全体のリソースを最適化します。スキル上の問題がある場合は、外部のパートナーへアウトソーシングすることでリソースの最適化を図ります。

全員が業務過多の状況なら、社内でやることとパートナーに任せることのタスクの切り分けを行い、社員の生産性を高めます。

多くの場合は、仕事の進め方が悪いために生産性を落としているので、業務プロセスの明確化と共通化を行い、成果を出すためのアクションに集中できるようにします。