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人材は育てるもの

人材

Facebookでよく人材情報が流れてきます。

その投稿に対して、「興味あります!」とコメントする人をよく見かけます。

テマヒマは雇用しないスタンスで経営しています。

仕事はプロジェクト単位で動くので、必要な人材を必要なだけ呼び集めて取り組む方が合理的だと考えているからです。

社員のための仕事を作り出すと、自由がなくなるという個人的な理由もあります。

人材が確保できない原因

多くの企業は人材不足だと感じています。

Facebookで投稿されているような情報にまで食いつくほど、人材の採用機会を求めているなんて、どれだけ人材が不足してるのだろう?と感じますよね。

転職支援サービスがゴロゴロと存在するということは、転職したい人がゴロゴロ存在するということです。

それなのに、必要な人材を確保できていないということは、人材がいないのではなく、正しくマッチングできていないのが問題だと考えます。

多くの場合は、相手が魅力を感じる要素がないのに、相手を選ぼうとしていることが原因です。

これは企業側、応募者側どちらにも言えることです。

採用がうまくいかない企業の募集要件はこんな感じです↓
・業界経験者
・業務知識もスキルもあり
・実績を出している人

それでいて、給与水準は低めだったりします。

それでは宝くじを当てようとしているようなものですよね。

理想的な人材を確保する方法

応募者側は意欲的な人が比較的多いと思います。

業界経験者であり、業務知識もスキルもあり、実績も出している人が転職する理由は、よりキャリアアップするためです。

それなのに、今までと同じようなことを求められ、今までよりも待遇が悪くなる企業に対して魅力は感じません。

高い報酬があれば飛びつく人もいるかもしれませんが、報酬が条件になっているとまた別のより条件の良い会社があれば、そっちに行く可能性は高いです。

社内で活躍している人を見てみると意外と、業界未経験・業界知識もスキルもない・実績も出していないところから始めて、バリバリ働いている人っていませんか?

新卒入社のメンバーであれば、みんなそうですよね。

自社の望む働き方をしてもらうためには、まず一緒に働くしか方法はありません。

「九州のホームセンター『グッディ』が国内有数のDX企業に生まれ変われたワケ」という記事がありました。

その中で代表の方がこう話しています。

よく「うちにはIT人材がいない」「うちみたいな会社ではいい人材が採れない」という話を聞く。一度、今いる人材の育成や発掘に目を向けてみてはどうか。最初からプロ並みを求めるから、ダイヤの原石を見逃してしまったり、せっかく興味を持った社員を萎縮させてしまったりする。
これはマーケティングにも言えることです。

採用市場で優秀なマーケターを探そうとすると、中小企業だと役職者以上の報酬が必要になります。

それなのにワンチャンあるかも?と思って、自社の採用基準で募集をかけ続け、無駄な時間と労力とお金を無駄にしている企業はたくさんあります。

宝くじを買い続けているようなものですよね。

マーケティングは専門的な仕事のようで、一般的な感覚が重要になる仕事です。

なので、新人社員でも、関係のない部署の方でも、業界未経験の転職希望者でも、正しく導いてあげることで、理想的な人材を確保することができます。

ダイヤモンドを探して徒労に終わるのと、すぐそこにある原石を磨いてピカピカにするのと、どちらが合理的かは明らかです。

人材を選ぶ基準で最も大事なのは、その人の将来に期待できそうかどうかだと思います。