ビジネスは投資回収なので、リターンの見込める投資先を選ぶ必要があります。
ですが、多くの企業がマーケティングリソースの浪費をしています。
例えば、使いこなせていないツールに毎月お金を払い続けていたり、成果の出せていない広告にお金を使い続けていたり、自己満足のための制作費用をかけていたり。
あった方がいい、やらないよりはやった方がいい、という気持ちもわかります。
ですが、限られたリソースを最大化するためには、「これがなければダメ」というものを中心に選ぶべきです。
とはいえ、やってみなければ結果はわかりません。
なので、何かを始めるときは、水準と期間と評価を決めてからやる必要があります。
どんな結果を、どの期間で出せれば、継続するのかを決めてから実行するということです。
もちろん最初から理想的な結果が出るわけではないので、許容範囲を決めることになります。
40点を取れれば、そこから磨くことで70点にできますが、10点にも満たなければ磨いても40点程度にしかならないなら、それをやり続けることは良い選択とは言えません。
今やっているいろんなマーケティング施策の良し悪しを見直すためには、以下のステップが活用できます。
①各施策の役割を整理する
②各施策の目標を確認する
③その目標が事業全体の目標に関係するかどうかを見極める
④事業全体の目標への関与度の高い施策から順に並べる
⑤関与度の高い施策に十分に予算を割り振る
この5つのステップでマーケティング施策の見直しができます。
見込み客が顧客になってくれるまでのプロセスを可視化して、各プロセスで展開している施策の役割を明確化して、それらが全体の目標にどれだけ必要なものかを把握することで、リソースの偏りを見つけることができます。
同じ仕事ならより安くできるところはないか?
同じ機能ならより安く使えるツールはないか?
目標への貢献度が低い施策をやめれないか?
などを検討して、マーケティングリソースを最適化してみてください。