できるマーケターが陥る自画自賛の罠

昨日の息子のおやつはハンバーガーを作るお菓子でした。

子供って作る系お菓子が好きですよね。僕もねるねるねーるねが好きでした。

今食べたらとても食べれたものではないですが、当時の自分にとっても最高のお菓子でした。

その理由は、味ではなく体験に価値を感じているからです。

自分が作ったという経験が味をも美味しいものへと変化させているということです。

自分で作った料理を美味しく感じることってありますよね。

人の料理にはケチをつけられても、自分の料理にはケチをつけず良いところを探して、そこを最大限評価します。

自分が時間と労力をかけて作ったのに美味しくないとしたら、無駄なことをしてしまったということになります。

そう感じたくない気持ちが働くため、できるだけ良い点を探して自分が間違っていないということを評価するという行動に繋がります。

自分と他人との評価の違い

人は自分の身に起こったことは外的要因のせいだと感じ、他人の身に起こったことは本人の問題だと感じます。

例えば、自分の参加した競合プレゼンに負けた時、他社に劣る商品や競合の実績などを原因に挙げることがあります。

でも、誰かが競合プレゼンに負けた時、その人の準備不足を指摘したりします。

事前にもっとクライアントから情報を引き出せたのではないか?

普段からもっとクライアントをグリップしていればよかったのに、などと。

マーケターの陥る罠

マーケティングを理解しているマーケターもこの自画自賛の罠に陥りがちです。

自分で設計したマーケティングプランで結果が出せていなかったとしても、それをそれと認めずに、別の要因を持ち出してプランを改めようとしないことがあります。

自分が作ったものが間違っているはずはない、と思いたい心が先行してしまう状況です。

自分の行いを客観的に見れるようになって一人前だなと、自分自身を振り返っても感じます。

いつになったら一人前になれるのか、道は長いですね。

p.s.

ただ実際にはプランが悪いというよりは、それを実現するための実行に問題がある場合が多いので、コロコロとプランを変えることもよくないとも思っています。

変わる環境と状況に合わせて、プランとアクションを変えてバランスを取りながら前に進むことがマーケターには求められます。

 

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