属人的な組織から脱却する方法

テマヒマでは企業の再成長支援をしているのですが、多くの企業で業務が属人化していることが問題となっています。

本来組織というのは、業務を分担することで生産性を高めるための存在します。

ですが、多くの組織で特定の人物の存在によって業務が回っている状況があります。

情報が集中していたり、経験が多かったり、権限が偏っていたり。

その人がいなくなると、途端に業務が停滞してしまうような状況です。

他には、同じような作業を複数の人がバラバラにやっている場合もあります。

これも組織の生産性を落とす属人化の弊害です。

それぞれのやり方で、それぞれがその都度やるので、個人としては仕事が進んでいるように見えて、組織全体では無駄が増えている状況です。

その状況を変えるために、知見を共有化したり、スキルの平準化に取り組みたいと考えている経営者やマネージャーは多いです。

属人的な組織から脱却する方法があります。

それは、業務を型化することです。

その組織が目標達成するために、どんな成果を、どれくらい、いつまでに出すべきなのかを具体的にして、それを達成するための業務プロセスを明確化することで、属人的な組織から脱却できます。

業務プロセスが明確なので、誰が何をやるかが具体的になり、作業の被りがなくなります。

1つの業務プロセスに取り組むので、できているできていないを判断しやすくなります。

プロセス毎に業務が分かれているので、対応範囲が絞られ、個人個人のスキルアップをしやすくなります。

幅広い業務に対応しなくて良くなるので、業務を実行するだけではなく、知見をシェアする作業に時間を割けるようになります。

すると、人ではなく組織に知見が蓄積しやすくなります。

それぞれが自律した働きのできる少数精鋭で取り組む組織の形もありますが、それができる優秀な人材だけを集めることは、普通の企業ではなかなか難しいです。

なので、やる気のある人が入ってくれれば、すぐにパフォーマンスを発揮できる仕組みづくりをするのが、経営者やマネージャーの仕事だと言えます。

もし属人的な組織から脱却をしたいと思っているなら、

どんな成果を、どんな方法で、どれだけ、いつまでにやるのか?

特に方法を具体的なプロセスとして可視化するのは大切です。

まずはそれを具体的にするところから始めてみてください。

ーマーケティングは一日にして成らずー

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