1泊2日で1600万円払う人ってどんな人?

世界で1番高い酒蔵ツアーがあります。

なんとその価格、1600万円!

東京からプライベートジェットで熊本へ行き、阿蘇の名所〜酒蔵〜黒川温泉に1泊するという内容です。

プライベートジェットを用いない99万円で利用できるプランもあるようなので、1600万円のツアーはおとり商品なのだと思います。

ツアーを企画する酒蔵のPRのための企画ですね。

でも、1600万円のプランを利用する顧客もいると思います。

世界一、唯一無二、その価値に対していくらでも支払える人は、世界中を探せばいるからです。

現地での経験がどれくらい特別で希少性の高いものなのかが分かりませんが、そこでその瞬間しか体験できないことがあれば、価値を感じます。

とはいえ、プライベートジェットを用いないプラントの価格差を見ると、ほぼプライベートジェット利用代のような感じなので、ツアー自体にどれだけ希少価値があるのかは疑問がありますが…

1泊2日1600万円のツアーを買う人は、商品価値だけで買う人ではありません。

1600万円のツアーを買うという経験を買いたい人です。

自分は他にない経験にお金を出せる人だと感じたいとか、その経験を人に伝えることに価値を感じるような人です。

必要以上に高額な商品を買う人は、商品そのものではなく、商品を買う体験自体、そしてそれを経験した自分への価値を感じたいと思っています。

市場の相場価格よりも高く売るために、商品価値以外のどんな価値を提供できますか?

高い商品を買うこと自体に価値を感じる人の気持ちを動かせる魅力を、価格や購入体験に持たせることはできますか?
ーマーケティングは一日にして成らずー

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平岡 大輔

株式会社テマヒマ 代表取締役/マーケティング歴20年/事業成長に悩む企業のweb集客ROI改善を支援/売れるLP改善を得意とし、大手から中小企業まで100本以上のLPを改善/著書『売れるランディングページ改善の法則(技術評論社)』

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