効果のない薬が売れてる理由

  1. 事例

効果のない薬が存在します。

実際には薬ではないのですが、薬風のものとして販売されています。商品説明にはこうあります。

『プラセプラス』は介護用途などにご利用いただける、ほのかな甘みのプラセボ・タブレット。本商品はプラセボ粒をPTPシートに個包装したものです。プラセボとは「偽薬・似せ薬・気休め薬」のことであり、本品はくすりのかたちに似せた食品です。※医薬品ではありません。」

プラセボ効果というのを聞いたことはありますか?

効き目ある成分が何も入っていないくすりを服用しても、患者さん自身が自分が飲んでいるくすりは効き目があると思い込むことで、病気の症状が改善することがあります。これをプラセボ効果と呼んでいます。

最初から偽物だとわかっていたらプラセボ効果を感じることなんて無いんじゃないの?面白グッズか?と思ったのですが、薬を飲みすぎる高齢者に対して使われていると知り、すごく良い商品だと思いました。

必要のない薬を飲んだり、飲んだことを忘れてまた飲みたがっている高齢者に対して、このなんの効果もない偽薬を飲ませて落ち着かせるという使い方をされています。

「薬を飲みたいという欲求を満たすための商品」ということです。

ニッチ市場から始める

このニッチなマーケットを見つけて、商品を作って届けているというところにマーケターとしては心が震えます。

私たちは大きな収益を求めるあまり、誰からも相手にされずに困っている人たちを見過ごしがちです。

これから大きくなりたい企業は、こういうニッチマーケットに対して価値提供をしていかなければ勝機はありません。

ニッチマーケットは多くの企業が見過ごしている隙間です。そこには競合というものが存在しません。

見過ごされているお困りごとに対して、独自の価値提供をしていくことで、市場を独占することができます。

もし今のターゲットにうまく自社の価値が届けられていないなら、ニッチな市場を探してみてください。

そこに勝機があるはずです。

 

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平岡 大輔

プロモーション領域の端から端までを熟知しているバランス型マーケター。
総合広告会社でTVCM中心にマスメディアのプランニングに従事。
web系ベンチャー企業でクリエイティブ事業部の責任者として多数のwebサイト開発に取り組みながら、EC企業のマーケティングコンサルタントとしても活躍。D2C企業の経営に参画し、年間5億円の広告費を使いながら理論と実践のPDCAを回している。マーケティングのプランニングからディレクションまでを得意領域としており、チームビルディング・チームマネジメントにも精通。

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