ツイッター社が青・金・グレーの認証マークを提供するというニュースがありました。
先日、認証マークを有料にしたことで、認証マークを取得するスパムアカウントが増えました。
そして、ユーザーを混乱させるようなツイートをするという事件も起こり、一時募集を締め切るという騒動があったところです。
その直後とも言えるタイミングで、青い認証マークのサービスを再開させ、新たに金・グレーの認証マークを提供するという次の手を出しています。
青い認証マークは個人向けに、金の認証マークは企業向けに、グレーの認証マークは政府向けに提供する予定とのことです。
1つ1つ人力でチェックする体制を作るらしいので、さらにワークがハードになっていきますね。
多くの企業なら、失敗したと思ったらそこには触れないようにして、別のところの改善に手を回すと思います。
ですがツイッター社は、認証マークを有料で提供することで、マネタイズポイントを作るということについては方針を変えず、提供の方法にテコ入れすることで、課題を解決しようとしています。
これが成功のための重要なポイントです。
やってみてうまくいかなければ、軌道修正をする、この繰り返しが最速で成果を得るためのPDCAです。
やる前からネガティブなことを考えて実行が遅れるのは、自ら成功を遠ざけているようなものです。
スタートアップの勝ち筋がスピードだと言われているのはこのためです。
大企業と同じスピード感でやっていては、資本力で負けてしまいます。
なので、失敗を恐れすぎて動きが遅くなりがちな大企業に勝つための武器は、失敗を恐れずにやってから考えるスピード感だけです。
失うものがない、少ないからできる芸当です。
ツイッター社のような巨大企業がそのスピード感で事業をやったら、誰にも負けない最強の会社になるのは間違いありません。
それをやってのけようとしているイーロンマスクは本当にすごいです。
成長の鍵
もし意思決定を早くして、PDCAを爆速で回したいなら、小さなユニットで事業をやるようにしてください。
そして、彼らに権限も与えてください。
明確な目標とそれを達成するためのリソースの提供をして、あとは現場の意思で事業を動かすようにしてください。
目標を見失っていないかどうかをチェックするようにすれば、事業はうまく回り出します。
経営者が現場の仕事に入りすぎている組織は、30人で成長を妨げる壁が現れます。
社長だけが頭抜けてその他は横並びの、鍋ぶた組織というやつです。
組織を大きくするなら、マネージャーを立て、権限を与え、小さなユニットで爆速でPDCAを回せるチームを作ることが大切です。
ツイッター社が大量解雇して人数を減らしたのも、爆速でPDCAを回すためのユニットを形成するためなのかもしれません。
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