ある程度事業が軌道に乗ると、顧客の増え方が鈍化してきます。
やってもやってもなかなか顧客が増えず、増えたり減ったりを維持するような感じです。
飽和市場や衰退市場でビジネスを展開していればなおさらです。
そんな時におすすめなのが、ターゲットを変えるマーケティングアプローチです。
それまで売っていた人ではなく、別の人に売ることを考えるという方法です。
この別の人とは、性別や年齢や職業などのプロフィールが別の人ということではありません。
全く「別の課題を抱えた人」という意味です。
例えば、ダイエット商品を販売している場合、美しさを求めてスリムになりたい女性に対してこれまで販売していたとします。
この時、こう考えます。
美しさを求めてスリムになりたい女性がこの世からいなくなったとしたら、私たちの商品は誰に買ってもらえるだろう?
すると、健康寿命を延ばしたい高齢者、仕事のパフォーマンスを高めた男性などの別のターゲットが想定できます。
そして、その人たちに買ってもらうためには何が必要かを考え、商品にテコ入れをしたり、コンテンツを用意したりすることで、新しいマーケティングプロセスを構築することができます。
カラオケを楽しむ人がいなくなった時に、カラオケボックスが誰に売れるかを考えて始まった事業が、リモートワーカー向けの個室貸しです。めちゃ流行ってますよね。
商品が持つ特徴に目を向けて、どうすれば買ってもらえるかを考えれば、新しいターゲットに対して売れる商品を作ることができます。
新規事業を作ろうとしているなら、「(今買ってくれている人)がこの世からいなくなったとしたら、私たちの商品は誰に売れるだろう?」と自問してみてください。
すると、良いビジネスアイデアが浮かびます。
ーマーケティングは一日にして成らずー
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