目を引く広告クリエイティブ集:自衛官募集ポスター

  1. プランニング

地域の掲示板でひときわ目を引くポスターがあります。

自衛官募集のポスターです。戦艦アニメファンでも取り込もうとしているのかと思い調べてみると、「GATE 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり」というアニメのキャラクターでした。このアニメは異世界から現れた敵と自衛隊が戦うというストーリーなので、自衛官募集の文脈とは合っているコンテンツです。

最初は、アニメ好きのハマりやすい人種を巻き込むためのキャラクター使用かと穿った見方をしてしまってましたが、きちんとターゲットの注意を引くためのコンテンツとして起用されているようなので安心しました。

アテンションが重要

全てのプロモーションは注意を引くところから始まります。如何に優れた企画、説得するためのコンテンツやオファーがあっても、知られなければ存在しないのと同じです。まずは見込み客の注意を引き、存在を知ってもらい、興味を持つきっかけを提供しなければいけません。

多くの広告はこれができていないように感じます。見てもらえる前提で作られていることが多いからです。作り手と依頼主はテーブルの上やPC画面の上でクリエイティブを判断しています。そのクリエイティブが見込み客の目に触れる状態で、その良し悪しを判断することはしていません。

雑多にポスターが貼られた掲示板で、この自衛官募集ポスターはひときわ目立っていました。普段なら背景として街の風景に溶け込んでいる掲示板に、思わず目を行かれる力を持っていました。これがリアルな人間の写真であれば、特に気に留めることもなかったと思います。

そしてもう一つ重要なことは、ただ注意を引くだけではなく、見込み客と商品との間に文脈があるかどうかとういうことです。ただ注意を引くだけなら、派手なビジュアルなど視覚的に注意を引くクリエイティブも作れます。たとえ注意を引けたとしても、「自分には関係のないものだ」と思われては、アテンションの役割は果たせません。

いわゆる釣りの広告というやつです。これは無駄な時間を使ってしまったというネガティブな反応を得る可能性が高く、プロモーションにとって良い効果を発揮する可能性は低いといえます。

注意を引かれ、「そういうことか!」という気付きや発見を提供できれば、その後のプロモーションにも興味を持って接触してくれる可能性が高まります。

p.s.

自衛官募集ポスターを調べてみたところ、数年アニメ推しでした。

 

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平岡 大輔

プロモーション領域の端から端までを熟知しているバランス型マーケター。
総合広告会社でTVCM中心にマスメディアのプランニングに従事。
web系ベンチャー企業でクリエイティブ事業部の責任者として多数のwebサイト開発に取り組みながら、EC企業のマーケティングコンサルタントとしても活躍。D2C企業の経営に参画し、年間5億円の広告費を使いながら理論と実践のPDCAを回している。マーケティングのプランニングからディレクションまでを得意領域としており、チームビルディング・チームマネジメントにも精通。

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