売れない商品を売れる商品に変えた1つのアイデア

世の中には売れない商品がたくさんあります。

理由はいろいろありますが、贅沢なこの国では「形が綺麗ではないから」という理由で売れない商品として扱われているものがあります。

かわいい。目をつけたことで、価値がないと思われているものに価値を与えることになりました。

おまんじゅうの価値は美味しさです。本来、割れていようがいまいがその価値は変わりません。

でも、消費者から”割れる=通常ではない=欠陥がある”という捉え方をされてしまうため、売れるはずの商品が売れない商品になってしまっています。

価値に変わりはないのに。

規格外の野菜などもそうですよね。食物として安全で、おいしければ形は関係ないはずです。

流通のさせやすさ陳列のしやすさなどの理由もありますが、消費者としては”形が悪い=通常ではない=欠陥がある”という見方をしてしまっているところがあります。

生産された規格外の野菜は加工品にされたりしてますが、4割は廃棄されているという話もあります。

最近は規格外の野菜を割安で変えるサービスなども登場してきていますが、本来の価値を考えれば変な感じですよね。

今回ご紹介したおまんじゅうは、「目をつける」というアイデアで「見た目がかわいい」という価値を生み出しました。

「かわいいものが好き」という価値観を持った人にとって価値のある商品になったことで、廃棄商品を完売商品に変えることができたとても良いマーケティングの事例です。

 

 

平岡 大輔

株式会社テマヒマ 代表取締役/マーケティング歴20年/事業成長に悩む企業のweb集客ROI改善を支援/売れるLP改善を得意とし、大手から中小企業まで100本以上のLPを改善/著書『売れるランディングページ改善の法則(技術評論社)』

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