道すがら広告大賞「ラーメン専門店 惠本将裕」

普段通らない道で、こんな看板を見つけました。

「やっと見つけてくれましたね」

店主の心の声を書き記した看板なのだと思いますが、なぜかお店自体に声を掛けられた感覚になりました。

多くの広告が人の目に触れることだけを考えています。

目立つ場所に出そう、目立つ見栄えにしようと。

でも、相手に認知してもらうだけでは不十分と言えます。

なぜなら、そこにあるということがわかっても、それだけでは次の行動へは移らないからです。

そこにあるとわかった人に興味をもってもらい、次の行動をとってもらうところまでが広告の役割です。

お店の場合は呼び込み役だと言えます。

この看板は見事にその役目を果たせています。

「やっと見つけてくれましたね」

こんな呼び込みをしてくれるお店は、どんな人がやってるんだろう?

やっと見つけてもらえた客が来たときにどんな反応を示してくれるんだろう?

そんなお店ではどんなラーメンを食べられるんだろう?

と興味がわき、期待が膨らみます。

気持ちが変われば行動が変わります。

見込み客の気持ちを変えられる広告を出せていますか?

p.s.

めちゃめちゃ気になったのですが、その時お腹は特に空いていなかったので、後ろ髪ひかれながらもその場を離れました。タイミングって大事ですね。

#広告

平岡 大輔

株式会社テマヒマ 代表取締役/マーケティング歴20年/事業成長に悩む企業のweb集客ROI改善を支援/売れるLP改善を得意とし、大手から中小企業まで100本以上のLPを改善/著書『売れるランディングページ改善の法則(技術評論社)』

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