長いLPと短いLP、どっちが良いの?

長いランディングページは読まれない、短いランディングページでは情報が伝わらない、どちらも聞いたことがある話かもしれません。
この論争の答えを、ある漫画家の方が話しています。
編集者から「セリフ長すぎますね」と言われたら、その話を1から作り直すそうです。
普通に考えれば、余計な部分を削って、文章を短くして、読みやすくすると思います。
「セリフが長いから削ろう」という提案を受けた時、逆にセリフを増やしても「短くなってよくなりましたね!」と言われ、OKになることはよくあるとも言っています。
この漫画家の方が何をしているかというと、文章の長短に手直しをするのではなく、話の良し悪しに手直しをしています。
話が長いと思わせるのは、その話がつまらないからです。
上司の自慢話は5分でも長いと感じますが、映画は2時間でも長いと感じません。
話が長いと言われた時、それは文章量が多いことを表しているのではなく、「長く感じさせている」と言えます。
つまり、つまらないということです。
ランディングページも同じです。内容が興味深いものであれば、長くても読んでもらえます。
情報量が多ければ多いほど、理解が進みます。
理想的には、見込み客が納得するために十分な量の情報を詰め込み、それを長いと感じさせない内容と伝え方にすることです。
単に情報量の多い少ないだけで、その良し悪しを判断しないようにしましょう。
平岡 大輔

株式会社テマヒマ 代表取締役/マーケティング歴20年/事業成長に悩む企業のweb集客ROI改善を支援/売れるLP改善を得意とし、大手から中小企業まで100本以上のLPを改善/著書『売れるランディングページ改善の法則(技術評論社)』

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