何かを買うかどうかを迷う時ってありますよね?
その時に大切にしている考え方があります。
それは、
欲しい理由が「価値」なら買う、
欲しい理由が「価格」なら買うな、
です。
欲しいなと思っても、価格の高さに買うかどうかを迷う時ってありますよね?
そんな時は、買った方が良いということです。
その商品の価値に対して「欲しい」という気持ちが生まれているので、手元にお金が残ったとしてもその気持ちがなくなるわけではないからです。
なので、買わなかった場合、後で後悔します。
逆に、安いからという理由で欲しいと思ったとしても、その商品の価値に対して欲しい気持ちが生まれているわけではないので、手に入れても使わなくなることがよくあります。
バーゲンセールで買ったものとか、福袋とかは際たるものですよね。
「安物買いの銭失い」という言葉があるように、昔から価格を理由に買うことは、返って損をしてしまうということが明らかです。
自分が1人の消費者の時は、そういう考えを持って無駄な買い物をしない人は多いと思います。
でも、発注者として買い物をする時には、なぜか多くの人が「安物買いの銭失い」をしています。
ITエンジニアを募集する企業が年収500万円を提示していたり、
LPを10万円で作ってくれるフリーランスデザイナーを探したり、
時給で働いてくれるマーケターを雇ったり、
それなのに抜群の成果を期待している企業は多いです。
僕のコンサルは月50万円を基本としています。
マーケティングの業務改善を行うことで、中長期で得られる利益は50万円以上になるので、とてもコスパの良い投資になります。
ですが、50万円という金額だけを聞いて、躊躇してしまう経営者もいます。
それは自社の給与水準と社員の稼働時間とをベースに、時給換算で比較してしまうからです。
すると、高いと感じて諦めてしまうのです。
結果、時給で雇えるマーケターを探して、彼らを取っ替え引っ替えすることになり、最も貴重な時間を失い成長機会を先送りしてしまいます。
もちろん、事業規模が大きくない企業にそれを求めているわけではありません。
少なくとも10億以上の規模があり、それ以上を目指す企業なら、できない投資ではないはずです。
規模の大きな企業の方がレバレッジもかかるので、得られる利益は多くなります。
結局は、経営者が自社の可能性をどれだけ本気で信じられているかだと思っています。
自社がそこまで大きく成長できないと思っていれば、現時点で考えられる投資額は小さくなります。
自社の成長を信じられていれば、そこに向けてのステップを大きく踏み出そうとします。
もちろん、商品の価値がそこまであるということを買い手に信じてもらうためのマーケティングが足りていなければ、ただ高い商品という見られ方になってしまいます。
そこは、売り手の課題にはなります。
ーマーケティングは一日にして成らずー
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