Xでこんな投稿がありました。
友人が塾経営してて、塾の選び方聞いたら、進学塾は頭の良い子に優秀な講師つけて進学率を上げて集客し、頭悪い子には新人のダメ講師つけるから、頭悪い子ほど大手進学塾はダメらしいw
運営する側としては理にかなってますよね。
顧客側としては、期待値を高められて、それを実現できない仕組みになっているので、詐欺のように感じてしまいますが。
この構造は塾に限らずあらゆる業界に存在します。
マーケティングに関連するところで言えば、広告代理店はまさにこれです。実績や看板のある大手広告代理店に依頼したいと思う企業は多いです。
ですが、広告主の銘柄や予算規模で担当が変わります。
銘柄がよく実績として見栄えの良い企業や予算規模の大きな企業には、エース級の担当者がつきます。
ですが、名の知れてない企業や予算規模の小さな企業には、新人や外注パートナーがつきます。
大きな企業になればなるほど、積極的に新人を採用しています。つまり、スキルや実績のない担当者が常に存在するということです。
彼らがどこでスキルや実績を積むのかというと、会社にとって失敗しても影響の少ない案件です。つまり、銘柄もなく予算もない企業です。
なので、有名な企業だからといって必ずしも成果を出せるわけではありません。
パートナー企業を選ぶ時は、身の丈に合った相手を選ぶことが大切です。
パートナー企業の中で重要なクライアントのポジションを築くことができれば、最大級のパフォーマンスを出そうと取り組んでくれます。
提案を受けた際に、こう聞いてください。
「御社のクライアントの予算規模の中央値はどれくらいですか?」
その回答の予算規模よりも多くの予算規模で依頼できるなら、その会社の上位層の担当がつく可能性が高くなります。ですが、中央値よりも低い予算規模だと、新人がつく可能性が高くなります。
大手の新人より、中堅のエースの方がスキルレベルが高いです。
中堅の新人より、中小のエースの方がスキルレベルが高いです。
特に広告運用の分野で言えば、大手や中堅で実績を積んだフリーランスの人もたくさんいます。
成果は会社の看板で決まるのではなく、その案件を担当する人間で決まります。
とはいえ、相手のスキルがどれほどかは実際に一緒にプロジェクトに取り組んでみない限りはわかりません。
ーマーケティングは一日にして成らずー
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