事例:串カツ田中「禁煙という業界の非常識」

  1. 事例

去年6月、200店舗ある全店で禁煙を推し進めた串カツ田中の決算は業界各社から注目されていました。2018年11月期の連結決算は、16年に上場して以来、実質的な3期連続の増収増益(営業利益ベース)となりました(17年11月期までは単独決算)。

喫煙者ではない僕はこの決断に共感し、平均客単価を押し上げ売上貢献するために、串カツ田中に仲間と集まりました。

タバコを吸いたいこれまでの顧客がいなくなったことで、全店禁煙直後は売上が落ち込んみましたが、代わりにファミリー層が増えることとなり、フタを開けると増収増益となりました。

家族連れはお酒を頼む量が少ないので、アルコールを提供している店側としては客単価が下がる要因となります。でも店舗が住宅街に立地していることや、家族連れからのクレームも入っていたことによって、ボリュームゾーンの来店頻度を高めるための対策として、全店禁煙の対応に至りました。

普通だとエリア的により家族連れへの配慮をした方が良いエリアのみを禁煙店舗にしようと考えると思います。でも串カツ田中は全店で実施したことによって、それがニュースとなり、嫌煙家や家族連れの来店促進に繋がったことは想像できます。

業界の常識は非常識

居酒屋の喫煙者率は3割と言われており、その層を排除することは業界では非常識とされているようです。でも逆を見れば7割は非喫煙者です。それを考えれば、そちらを配慮した対応を取ることが、売上のベースアップに繋がることは想像に難くありません。

喫煙率自体は17.9%ほどなので、非喫煙者を来店させるための仕掛けとしても禁煙であることは使えると思います。

ファミリー層を取り込むメリットは、子どもたちにとって馴染みのあるお店になれることです。将来のメイン顧客としての囲い込みができるという点を考えると、未来への投資でもあると言えます。

少子化が進む日本で、どれだけ子どもたちの意識に根ざしたブランドになれるかも、飲食業界においては重要な勝利要因の1つだと思います。

参考 

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190116-64150184-business-bus_all&fbclid=IwAR1CsfTvIUbMtVN8Q8vRTFG9c26qkUF_lVTZTAAQncEapgfMz1xVhJqai5I

 

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平岡 大輔

プロモーション領域の端から端までを熟知しているバランス型マーケター。
総合広告会社でTVCM中心にマスメディアのプランニングに従事。
web系ベンチャー企業でクリエイティブ事業部の責任者として多数のwebサイト開発に取り組みながら、EC企業のマーケティングコンサルタントとしても活躍。D2C企業の経営に参画し、年間5億円の広告費を使いながら理論と実践のPDCAを回している。マーケティングのプランニングからディレクションまでを得意領域としており、チームビルディング・チームマネジメントにも精通。

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