あなたの商品だけで全ては解決できない

  1. コラム

昨日はお墓参りの後、天王寺へ。やまちゃん(たこ焼き屋)に行くためです。やまちゃんに行く前に、奥様が僕の服を見たいということで、HOOPというショッピングビルにある、以前CANADA GOOSEのダウンを買ったお店へ。

前にも接客してくれたひげもじゃの店員さんと奥様が話しだしました。店員さんから普段履いてるパンツを聞かれる。それにに合うトップスをいくつか持ってくる店員さん。提案もらったロンTとパーカーを持って試着室へ向かう。

パーカーを着て試着室を出ました。花柄のパンツを履いていたのでイメージができないという話になり、全体のイメージを見るために、自分の持っているパンツと似たような商品を持ってきてくるひげもじゃの店員さん。

マーケティング癖のついてしまっている僕は「おい、まさかこのままパンツもセールスしてくるつもりじゃ」と半信半疑。

下半身ががっちりしてる僕はAラインというシルエットが似合うとのことです。それに合わせた、ゆったりめのパンツも持ってきてくれました。「次から次に持ってくるな、やるなひげもじゃ、できる営業やな。」と密かに店員と客の戦いを楽しみだす。

そして更にそれにあうトップスをいくつか持ってきてくれました。着せ替え人形の用に次から次へと試着する。

デニム生地の薄めのパーカーを着た時に、「あ、それいいんちゃうの」と奥様。個人的には首周りがきつく着心地が微妙だったので、却下。僕は見た目よりも機能性を重視します。ここはいつも奥様と意見が対立するポイントです。

最後にそのお店特注のChampionのロンTを試着。見た目もシンプルで、着心地もいい感じ。あとは奥様のお墨付きが出ればこれで決まりやな、と思いながら試着室のカーテンを開ける。

奥様の評価は、「あー、ええやん。これは間違いないな」、「よし、これで買い物を終えられる」と内心安堵。その時試着していたダボッとしていたパンツは、「合わせて買ってしまえ」というめんどくさがりの自分が囁くものの、そこまでしっくりはきてなかったので、断りづらさを振り切り却下しました。

結局、最後に試着した論Tを2枚買いして買い物終了。

営業ではなくプロのアドバイザー

いろいろ試着をしながら、「オシャレに気を使ってない人ほど、お店で店員さん(プロ)にアドバイスをもらった方がいいな」と思いました。

普段自分が着ているものに合うものをプロの目で提案してくれるからです。あとはその提案の中から自分がしっくりきたものを選ぶのが、買い物が好きじゃない人の正しい買い方なんじゃないかと感じました。

実物を見て、実際に着用して、プロのアドバイスを得られるのが、実店舗で買うメリットです。それを店員さんが理解して実践すれば、もっともっと実店舗での売上も上げられるなと、マーケターの立場で思いました。

ひげもじゃの店員さんは、自分たちの売り物を売るのが自分の仕事ではなく、お客さんのファッションをコーディネートする仕事だと思って接客していると感じました。自分たちの商品はただそれを実現するためのパーツにすぎないという考えをたぶん持っているんだと思います。

自分たちの売り物をただセールスするのではなく、相手の状態を加味した上で、それをより生かすための解決策として自分たちの商品をセールスするのが大切だと感じさせられた出来事でした。

自分の商品だけで顧客の課題を解決しようとしていませんか?

p.s.

今回も満足のできる買い物のできた良い戦いでした。

 

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平岡 大輔

プロモーション領域の端から端までを熟知しているバランス型マーケター。
総合広告会社でTVCM中心にマスメディアのプランニングに従事。
web系ベンチャー企業でクリエイティブ事業部の責任者として多数のwebサイト開発に取り組みながら、EC企業のマーケティングコンサルタントとしても活躍。D2C企業の経営に参画し、年間5億円の広告費を使いながら理論と実践のPDCAを回している。マーケティングのプランニングからディレクションまでを得意領域としており、チームビルディング・チームマネジメントにも精通。

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