プロをパートタイマーで雇う

  1. コラム

新しい働き方が始まりつつあります

「CARRY ME」というサービスを運営する株式会社Piece to Peaceさんがオフィスに来てくれました。サービスの紹介をいただき、何か協力できることがないか会話しました。

「CARRY ME」は、専門的なスキルを持つ人材を、確保できない企業と個人で活動するプロとをマッチングさせるサービスです。プロモーションやPRの企画・実施から、専門的な知識を前提とした作業など、案件としてはいろいろとあるようです。

週に数日の業務委託という形での契約になるので、フリーで活動する個人にとっては、複数の収入源を確保できることになり、事業が安定します。

企業にとっても中途半端な人材を確保するのではなく、必要に応じて専門性の高い人材にサポートしてもらえるので、人材投資の最適化が図れます。

立ち上げ段階では効果的な施策に取り組むべき

今後、企業とプロとを増やしていくためにどうしたら良いか、そこに課題感を持たれていたので、集客の方法と事業の質を保つための仕組みなどをお話しました。

独立・起業して稼ぐためのホワイトペーパーをつくり、web広告で集客した見込客に対して、サービスの説明会などに参加してもらう形でマーケティングプロセスを検討されていました。

それはそれで集客の方法としては間違ってはいないと思います。ただ、質が伴わない有象無象も紛れ込む可能性があることと、web集客する際に費用がかかってしまうことを問題視しました。

立ち上がったばかりの事業なので、できるだけ効果的なものに効率的に投資すべきだというのが僕の考えです。

なので提案としては、スキルアップのためのセミナーをしているところで事業の訴求をさせてもらう活動をおすすめしました。プロモーション、PR、webディレクション、デザイン、プログラムなどなど、専門家による勉強会などいくつもあります。

そこにタイアップしていく形でサービスを広めていけば、コストも掛からず、対象者も整理された状態で確保できます。セミナーの運営側も参加者にもメリットのある形だと思います。


あとはマッチングし易い人材に育成する、という仕組みづくりもあったほうが良いという話をしました。意欲はあるけど、実が伴っていない人材も多くいると思います。なので、磨き上げて送り出していくことができれば、企業の求める人材を多くマッチングさせられます。

もし自分がフリーランスの立場なら是非使ってみたいと思えるサービスだったので、独立を目指している人や、勉強会に参加している人たちに積極的に紹介していこうと思っています。

週5日間に潜む無駄


web業界の人たちと接する機会が多いからかもしれませんが、個人の看板で仕事をする人が増えてきていると思います。

会社の看板で仕事をしている人は外的要因によってその価値を失う可能性があります。でも、個人の看板で仕事をしている人は、自分以外がその看板の価値を下げる要因にはなりません。そのため、最も安全で安定した働き方だと僕は思っています。

本当に週に5日間べったりと張り付く必要のある仕事ばかりなのか?と疑問に思っています。社内の調整毎に業務時間の多くを費やしているような会社もあります。

プロになればなるほど、自分の時間に対してシビアです。

そんな人たちが無駄の多い組織での仕事を求めるとは考えにくいです。

魅力的な仕事と高額の報酬を出せない中小規模の企業であればなおさらだと思います。採用コストをかけて、中途半端な人材を雇ってしまい、あとからミスマッチを嘆くことになります。

雇用は業績が伸びているときは良いですが、傾き始めると負担となり、一気に企業の足かせとなります。そこから這い上がろうとする気概のあるメンバーだけを集められていれば問題ないと思います。

でも、規模が大きくなっていくにつれて、そういう人材の濃度は薄まります。それを理解している企業は採用活動や社内の人材育成に投資を惜しみません。

でも多くの企業は、目先の利益を上げることに投資をし続けます。そんなことでは会社を大きくしていくために必要な人材によって、自らの首を締めていくことになりかねません。

社員にこだわらず、プロの仕事を必要な部分だけ提供してもらい、仕事を前に進められる方が企業にとって有益だと僕は思っています。

単純な作業だけでなく、専門的な業務のアウトソース先が整ってきています。事業の核となる部分は自社で担い、作業的な部分や専門領域についてはパートナーとチームを組んで進める。これがこれからの働き方だと思います。

参考:http://carryme.jp/

 

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平岡 大輔

プロモーション領域の端から端までを熟知しているバランス型マーケター。
総合広告会社でTVCM中心にマスメディアのプランニングに従事。
web系ベンチャー企業でクリエイティブ事業部の責任者として多数のwebサイト開発に取り組みながら、EC企業のマーケティングコンサルタントとしても活躍。D2C企業の経営に参画し、年間5億円の広告費を使いながら理論と実践のPDCAを回している。マーケティングのプランニングからディレクションまでを得意領域としており、チームビルディング・チームマネジメントにも精通。

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