悪の組織の危機を救った深層心理

  1. コラム

うまくできてるなと思った漫画があります。「悪の組織の慰留会議」というweb漫画です。

悪の組織を辞めたいメンバーたちに思い留まってもらうために、組織のボスが理由を聞くというシーンが描かれています。

超現実的なロジックで詰め寄りブラック企業だと糾弾する意識高い系下っ端戦闘員、

すでに転職先を決めてきている組織の重要人物の天才科学者、(さすが、できる人は仕事が早いw)

パニック障害を起こしている先頭の要の肉体派怪人、(総務など別部署を提案してみるも双方のイメージ合わないため叶わずw)

みんなのマドンナだった女怪人の退職理由が妊娠したことだとわかり、悪の組織なんてすぐにやめることを自ら提案するボス。(とてもいい展開w)

そして、ここからストーリーは急展開します。

子供の父親がブルー(戦っている相手)で、この状況を受け止めてくれない可能性があると知り、組織を抜けようとしていたメンバーが退職を取りやめ、ヒーローを倒すという悪の組織史に残る偉業を達成するというお話です。

相手の気持ちは思わぬところで変わる

仕事というメガネで見た時に、この組織はいるべき場所でない、時間を費やす場所ではないと思った3人のメンバー。でも、仕事とは関係のないマドンナの窮地をなんとかしたいという目的のために、その組織に残ることを決めました。

基本的には仕事をするために会社に属しているので、仕事のメガネを通して物事を判断するとは思います。ただ、その仕事をする目的が例えば自己の成長だったら、より成長できる機会の提供によって仕事のメガネから成長のメガネに掛け替えることができるかもしれません。

顧客は本当の気持ちを語らない

顧客に対して、解約の理由などを聞いて事業の参考にしようとすることがあると思いますが、本当の理由が話されることは多くないと思います。なぜなら、解約すると決めていて、解約の手続きをサッサと済ませたいからです。人間がよっぽどできた人でないと、相手のためにわざわざそんな話をしようとは考えません。

なので、もっともらしい回答、できるだけ相手から異論が出ないような回答をしようとします。「お金が続かない」「効果がない」など。それを真に受けて、事業の舵取りをすると誤った方向へ行ってしまう恐れがあります。

解約を抑える策としては、別の商品を提案してあげるというものがあります。機能や効果は落ちるけど安価なもの、より効果を発揮できる別のもの、相手の状況に合わせたより効果的なものなど。

それでも応じないようなら別の理由があります。もうその商品が不要になった、もうあなたと取引したくなくなった、もっと良い商品や企業と出会ってしまったなど。

継続的に商品リリースをするような事業であれば、相手の意向をすみやかに受け止め、次の商品の提案を快く受けてもらえる状況を作ることもできます。

メガネを掛け替えることで、より相手が止まりたいと思う状況を作ることはできます。

 

参考 https://curazy.com/archives/325256

 

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平岡 大輔

プロモーション領域の端から端までを熟知しているバランス型マーケター。
総合広告会社でTVCM中心にマスメディアのプランニングに従事。
web系ベンチャー企業でクリエイティブ事業部の責任者として多数のwebサイト開発に取り組みながら、EC企業のマーケティングコンサルタントとしても活躍。D2C企業の経営に参画し、年間5億円の広告費を使いながら理論と実践のPDCAを回している。マーケティングのプランニングからディレクションまでを得意領域としており、チームビルディング・チームマネジメントにも精通。

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