日本一有名なツアーの裏側…

居酒屋でこのポスターを見たことがない人はいないと思います↓

ピースボートは、国連と連携して世界一周の船旅を行う国際交流NGOで、船上での生活や寄港地での交流、学びなど、さまざまな魅力が詰まった旅を提供しています。

1回の航海で約3カ月かけて世界約20ヶ国を訪れる船上ではヨガやフィットネス、英会話などのカルチャースクールや、洋上ゲストによる教養講座やパフォーマンスなど、さまざまなイベントが毎日開催されてます。

寄港地では、世界遺産などの観光や、現地のNGOメンバーや学生達たちとの交流会などが行われるそうです。

年齢層は学生だけかと思いきや、幼い子どもからシニア世代では90歳を超える方まで、幅広い年齢層の方が乗船しているとのこと。

でもこのポスター、なんで居酒屋でよくみると思いますか?

実はこれ、ポスターを貼ると旅費が安くなる仕組みがあるんです。

お金のない学生がポスターを貼ってくれとお店を回りまくっているので、いろんな居酒屋で見かけるポスターになってるということです。

居酒屋側も居酒屋でよく見かけるし、違和感なく承諾をしやすい状況もあり、どんどんとピースボートのポスターが増殖していってます。

賢いですよね。

これはプロモーションを顧客に担わせてるモデルです。

多くの売り手は買い手を商品を買ってくれる相手としか見てません。

ですが、買い手はリソースを肩代わりしてくれるパートナーにもなります。

ピースボートのポスターのように広告担当としての役割以外にもあります。

例えば、モバイルオーダーやセルフレジ、フードコートの配膳などは顧客が接客担当の役割を担っていると言えます。

顧客の意見から商品を開発したり、商品へのフィードバックをもらったりするのも、本来は売り手の仕事を買い手に肩代わりしてもらっているとも考えられます。

スナックなどで客が他の客の注文を取ったり、酒を提供したりすることもよく見かけます。ママが全然仕事してないスナックとかたまにありますよね(笑)

売り手のリソースを顧客が肩代わりする仕組みを導入することで、売り手は利益を増やせます。

その利益を顧客に還元する仕組みがあれば、顧客はさらにその役割に積極的に取り組みます。

この循環を作れれば、利益を確保できるビジネスモデルを確立できます。

顧客をパートナーとして見た時に、どんな役割を担ってもらって、どんなリターンを与えられるかを考えてみてください。

ーマーケティングは一日にして成らずー

人気の記事
  1. 1

    広告の反応を高めるための工夫とは?

  2. 2

    顧客の不信感を放置したzoff

  3. 3

    需要を生むマーケティングの3STEP

  4. 4

    売れない商品を売れる商品に変えた1つのアイデア

  5. 5

    広告費をカットしてはいけない理由

カテゴリー

関連記事