売れない商品にはUSPがありません。
USPとは、Unique Selling Propositionの略で、独自のウリという意味です。
見込み客は、どの商品が自分の課題を解決するためのベストな商品か検討します。
その時、USPのある商品は選ばれやすく、USPのない商品は選ばれにくくなります。
なぜなら、他の商品と同じような特徴しかない商品だと、必ず比較されるからです。
比較されて優位であれば選ばれますが、全ての特徴において優位に立てる商品はそう多くありません。
機能に優れていても、価格が高かったりすれば、選ばない人が出てきます。
そして優位性はすぐに他社に追い越されてしまいます。
多くの企業が、競合商品よりも「より良い」製品・サービスにしようと日々努力を重ねているからです。
すると、常に競合の脅威にさらされ、安定的に顧客を増やしていくことが難しくなります。
でも、USPがあれば比較されることはなくなります。
独自のウリなので、それは他社が持っていない特徴だからです。
その特徴が必要だと感じた人は、他の商品と比較することなく(比較しようとしても比較対象がない)、USPのある商品を選んでくれます。
なので、USPがあれば選ばれやすくなります。
USP作成術
でも、USPを作るのはなかなか難しいことです。
リソースがあれば、技術的には他社で作れている大概の商品は作れてしまいます。
他社にない先進的な技術を持っていたり、門外不出のレシピを持っていたりしない限りは真似できてしまいます。
ですが、商品の機能的特徴以外のところで独自性を出すことはできます。
デザインや売り方、顧客との関係作りなど。
これらによって独自性は作れます。
ゲーミングサプリというUSP
今回、テマヒマで企画開発した『ガチサプ』は、言ってしまえばアイケアサプリです。
長時間モニターを見続けて疲労を感じている人のための商品なのですが、この商品の機能的特徴だけ見れば、山ほど似たような商品はあります。
ですが、ガチゲーマーのためのゲーミングサプリとして販売することで、市場の中での独自性を作る戦略を立てました。
売り方に独自性を持ち込むことで、USPを作ったということです。
実際には、ゲーマー向けのサプリは存在するので、厳密に言えば独自性ではないのですが、まだまだ数が少ないので、ゲーマー向けサプリと言えば『ガチサプ』という状況を作れる余地があると考えています。
そうなった時USPは完成し、ゲーマーの方が選ぶサプリの唯一の選択肢になりえます。
これを狙って、市場を絞り、商品を絞りました。
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