マーケティングのうまい居酒屋

先日、テマヒマの元役員のエンジニアの方とご飯に行きました。
そのお店がなかなかナイスなマーケティングをしていたので紹介します。
新宿にある淡路島の洲本市の食材を使った料理やお酒がメインのお店ですが、旅メディア「るるぶ」とタイアップして(るるぶの関係会社なのかもしれません)、全国各地のご当地メニューを期間限定で提供しています。
今回は福岡県新宮町の食材を使ったメニューでした。
期間限定メニューのメニュー表は、「るるぶ」のデザインを採用していて、雑誌を見ているような感覚になります。
その地域の紹介などもあり、楽しい演出が盛り込まれています。
驚いたのが、限定メニューの食材には福岡県新宮町のふるさと納税の返礼品を使っていたことです。
ただ単にその地元の食材を使うだけではなく、返礼品として提供されている食材を使うことで、ふるさと納税のプロモーションをその場でできています。
実際に食べて美味しいと思った食材をまた食べたいと思った人は、ふるさと納税でその返礼品を選びます。
おそらく各地域からプロモーション費用をもらいながら、もしくは食材の安価な供給をしてもらいながら、限定メニューを展開していると思われます。
行くたびに違う地域の食材を使った料理を楽しめるメリットがあるので、リピーターもつきやすいと思います。
季節限定メニューを用意している飲食店は多いですが、全国の食材をふるさと納税の返礼品で集めるという発想は、三方よしのマーケティングとしてとても良いと思いました。
マーケターは知恵をしぼってなんぼです。

コメント

この記事へのコメントはありません。

人気の記事

  1. 1

    伝わる伝え方

  2. 2

    マーケティングで使う「導線」

  3. 3

    射倖心ビジネス

  4. 4

    D2Cとは?年商10億円を超えるための3つの戦略

  5. 5

    拡大したいなら追加ではなく改善→

カテゴリー

関連記事