「DIGITAL MARKETING SYMPOSIUM 2016」で見た最新のワークフロー

  1. コラム

ワールドマーケティングサミットジャパン2016に参加してきました。

国内外のマーケティング有識者が集結するおそらく国内でも最大規模のマーケティング会議です。
今回で3回目の開催となり、日本での開催は最後になります。

近代マーケティングの父と呼ばれているフィリップ・コトラー教授の講義を受けられるのが目玉です。

adtech japan主催者の武富さんから「こういうのも勉強しておきなさい」と勧められて、イベントの存在を知りました。


マクロな話が多いのでアカデミックな情報にはあまり興味がないのですが、日本開催が最後で、マーケティング業界の有名人に会えるということから、良い機会と捉えて参加しました。

イノベーションとリノベーション


基調講演で、コトラー教授から日本経済の今後と、マーケティングについての改めての認識の摺り合わせの話がありました。その他、いろんな学者さんが登壇されて、調査結果や持論などを話されていました。

中でも興味深く聞けたのは、ネスレジャパン代表の高岡さん(本会議の発起人)が使ったイノベーションを言い表すために用いた事例です。

僕もマーケティングの勉強会で、マーケティングの方針を話すくだりで、イノベーションについても触れます。

「これまでに市場が気付いていない欲求を掘り起こす新しい手法での解決策を提供すること」として定義して、自動掃除機や、消臭剤などを例に説明をしていました。

高岡さんは暑さをしのぐための解決策として、センスから扇風機、エアコンへの変化を例に、イノベーションを説明されていました。

この変化がイノベーションです。とてもわかりやすい事例だと思ったので、今後テマヒマの勉強会でも使わせてもらおうと思います。

ネスレジャパンでは、「イノベーション」と「リノベーション」を念頭においてビジネスをしているそうです。


リノベーションは有るものをより良くする活動です。暑さをしのぐ例でいくと、扇風機のタイマー機能や、風量の強弱機能など、エアコンにおける温度の自動調節機能や空気洗浄機能を作ることなどです。

つまり、その商品に対する市場の顕在化した欲求を解決することでリノベーションは達成できます。

顧客は自分の欲求の解決策を常に理解しているわけではありません。目の前に有るものに対しての課題感は持っています。

でも、イノベーションを起こすには企業側のアイデアが必要です。

有名な話に、「もし顧客に、彼らの望むものを聞いていたら、彼らは『もっと速い馬が欲しい』と答えていただろう。」とヘンリー・フォードは言いました。

マーケティングはある意味、世の中にある情報を編集する活動だと言えます。
一方、イノベーションは世の中にない「そう、そういうのが欲しかった」と思わせるものを創造する活動だと定義づけできると考えます。

ピーター・ドラッカーさんは言いました。
「企業の目的が顧客の創造であることから、企業には2つの基本的な機能が存在することになる。すなわち、マーケティングとイノベーションである」


p.s.
9時半から18時半まで昼食と、若干の休憩を除いてセッションがあり、集中して人の話を聞き続けたので終わった頃にはぐったりでした。そして今日もこれから元気に行ってきます!

 

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平岡 大輔

プロモーション領域の端から端までを熟知しているバランス型マーケター。
総合広告会社でTVCM中心にマスメディアのプランニングに従事。
web系ベンチャー企業でクリエイティブ事業部の責任者として多数のwebサイト開発に取り組みながら、EC企業のマーケティングコンサルタントとしても活躍。D2C企業の経営に参画し、年間5億円の広告費を使いながら理論と実践のPDCAを回している。マーケティングのプランニングからディレクションまでを得意領域としており、チームビルディング・チームマネジメントにも精通。

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