ママスクエアのビジネスモデル

  1. 事例

ママスクエアって知ってますか?

働きたいママのために新しい働き方を提供している会社です。ママスクエアで働くママは、託児スペースが併設されたオフィスで仕事をします。

オフィススペースと託児スペースはガラス張りの間仕切りで分けられているので、いつでも子どもの様子が見れます。母子ともに安心して時間を過ごせるという仕組みです。

仕事は企業から受託した営業や顧客フォローなどのテレワークです。ママたちのメリットは、無料で子どもを預けられて、勤務時間に融通の聞く仕事ができるところです。

時給は900円程度で高くはないですが、子どもを預けられることを考えると割に合う報酬になっています。

保育園ではないので、おむつを替えたり、ご飯を食べさせたりはママが適時やります。でもそれが返ってお互い安心を得られる機会となって、仕事にも性を出せる状況が生まれているようです。


ビジネスモデルとして秀逸だと思ったのは、この施設をショピングモールのテナントに入れていることです。それにより週に数日、ショッピングモールに足を運ぶ主婦を囲い込めています。

ママスクエアで働く人は数十人程度なので、ショッピングモール全体からするとたいした集客ではないかもしれませんが、それでも確実に囲い込める顧客を生み出すことにも寄与しています。

働きたいけど保育所に入れられなかったことで働けていない、ビジネススキルをもったママたちがたくさんいます。そうした人たちを掘り起こして、働きやすい環境を提供するビジネスモデルにママスクエアはなっています。

新しい取り組みとして六本木ヒルズにも新設するようです。周辺の企業の働きたいママたちの受け皿となることを目指しています。

新設される施設は、業態が通常のママスクエアとは少し違っています。そこでする仕事はママスクエアが用意したテレワークではなく、所属している企業での仕事を、ママスクエアが提供する託児所併設のオフィスで行うというモデルです。

各企業が独自に託児所を設置するのは難しいので、場所貸しのような形で、子連れで働けるオフィススペースを提供します。

企業は利用者あたりの費用を支払います。本当は辞めてほしくないけど、育児が理由で退職してしまう人を減らすための策になるということで、周辺企業は興味を寄せています。託児所付きオフィスを複数の企業が共同で運営するようなイメージですね。


ママスクエアは市場の欲求に対して、働きやすい場としての商品を提供し、関係者全員がwinwinになれる状況を生み出せています。

新しい事業を創る時も、既存の事業を行う時も変わらず、ターゲットを深く知ることが大切です。
ターゲットの求めているモノやコトにフィットする商品をつくり提供していく、それがマーケティング担当者の仕事です。

上手なビジネスモデルはここがきちんと考えられていると思います。

参考:http://mamasquare.co.jp/

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平岡 大輔

プロモーション領域の端から端までを熟知しているバランス型マーケター。
総合広告会社でTVCM中心にマスメディアのプランニングに従事。
web系ベンチャー企業でクリエイティブ事業部の責任者として多数のwebサイト開発に取り組みながら、EC企業のマーケティングコンサルタントとしても活躍。D2C企業の経営に参画し、年間5億円の広告費を使いながら理論と実践のPDCAを回している。マーケティングのプランニングからディレクションまでを得意領域としており、チームビルディング・チームマネジメントにも精通。

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