商品の単価を上げる方法

珍しい整体院のチラシが届いてました。

視力回復のための整体です。

目の周りや顔の筋肉をほぐすことで、血流を良くして目の働きを改善させるというアプローチを提案しています。

視力が回復すると言われると、「怪しいな」と感じますが、目の疲れや見えづらさに悩んでいる人なら、気になってしまう商品です。

僕はかなり興味を持ってしまっています。目が疲れやすく、最近はe-sportsにも取り組んでいるので、クリアな視界を求めているからです。

初回価格8,000円(90分・カウンセリング込)、なかなかのお値段です。

まぁ、8,000円で視力が良くなるなら…と思いますが、効果を持続させるためには、しばらく通わなければいけないはずです。

通常料金を確認すると、60分15,000円!

かなり高い…週1で通うと月60,000円かかります。

今通ってる整体が60分5,500円なので、ほぼ3倍に。

流石に二の足を踏んでしまいます。

でも、初回だけちょっと受けてみてもいいかなと思ってしまってます。

1回受けて、その良さを感じたら、通いたくなってしまうかもしれません。

「ちょっと1回…」この気持ちが、人の欲望の扉を開きます。

「1口だけなら…」「1杯だけなら…」と、気付けば全部食べてしまっていたり、何杯も飲んでしまっていたりした経験はあると思います。

この整体院は見込み客の興味を引く売り方ができていて、すごく良いです。

顧客単価を上げるために重要なこと

整体院などの店舗サービス業は売上の上限が決まります。

営業時間内で対応できる顧客の人数が決まっているからです。

なので、売上を増やすためには店舗を増やすか、顧客単価を上げる必要があります。

手っ取り早いのが商品単価を上げることです。

ですが、単純に値上げをすると、その料金に満足してリピートしている顧客が離れるリスクがあります。

なので、最初の価格設定はとても大切になります。

割引などで期待値調整をすることは、後からいくらでもできるので、定価を高く設定しておくことが重要です。(もちろんそれに見合った価値提供が必要ですが)

この整体院は、「視力回復」という他の整体院にはない価値を訴求しています。

それに特化した整体ということで、独自性を出せています。

その価値を手に入れたいと思う人は、高い価格でも支払います。

つまり、価値を絞り、顧客を絞ることで、価格ではなく価値で選ぶ人を顧客にしようとしています。

これが、商品の単価を高めるためにやるべきことです。

他の商品と比較されれば、だいたい安い方が選ばれます。価格が高いことがデメリットに感じられるからです。

ですが、商品に独自性があり、他商品との差別化が図れていれば、高くても売れます。

独自性を出すコツは、他の商品が提供している価値を捨てることです。

アイケアに特化することで、腰や脚などに悩みを持つ人から選ばれなくなります。

ですが、捨てることで絞られます。

結果、単価を高くできます。

「なんでもできる」は顧客に迷いを生じさせるだけです。

「これが得意」を作って、それ以外は捨てるとより魅力的な商品にできます。

テマヒマの商品は「マーケターとしての実践力が身に付く」ことに特化してます。

なので、マーケティング施策を請け負うことは基本的にやってません。

もし、広告の運用やります、SEO対策やります、SNSアカウント運用やります、動画制作やります、などと訴求していたら、他のマーケティング支援会社と同じように見られてしまっているはずです。

そうならないように、コーチングやコンテンツ提供などの形で、マーケターとしての実践力を身につけられる商品を提供してきています。

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