新社会人の方向けにマクドナルドが出していたお祝いメッセージがとても良いなと思いました。
いろんなポテトがあっていい、それぞれすきな人がいる、という内容なのですが、月に何度かポテトを食べたくなるそこそこマクドフリークな僕としては、「確かに。」と思わされるメッセージでした。
個人的には長くてサクフワなやつが好きなんですが、たまにカリッとしたやつもいいなと思いながら食べています。全部が長いサクフワだったら物足りない感じもします。いろんな長さや形や硬さがあるから、それぞれが引き立っています。
いろいろあるを許容できない企業
多くの企業が1番になりたいと思っています。そのため、全ての人を顧客にしようと言わんばかりのコミュニケーションを取りがちです。
ターゲットという言葉を日常的に使っているものの、実際には的を絞りきれてはいません。悩みにフォーカスできているならまだマシですが、未だにデモグラフィックな情報(年齢、性別、職業など)で、ターゲットを捉えようとしがちです。
オフラインメディアを主戦場にしてきたマーケティング担当者や、広告代理店任せでやってきた企業などは、そうなっている傾向を感じます。
オンラインデータを駆使すれば、見込み客が今何を求めているのかを把握することができます。その人がここ最近でどんなものに関心を寄せているのかもわかります。自社の商品に興味を持った人を特定して、誘い出すことだってできます。
同じ課題を解決するための商品でも、それぞれいろんな特徴があります。長いポテトをみんなが求めているわけではありません。短いカリッとしたものが良いと感じる人も居ます。
適切なコミュニケーションとは
長いサクフワなポテトを好きな人が「そうそう!」と感じることをメッセージしてあげたり、短いカリッとしたポテトの良さを伝えてみたり、自分と相手との状況に応じて適切なコミュニケーションを取ることで、出会いの機会は増やしていけます。
残念なことに、全てを包括しようとして誰も欲しがらない商品ができてしまったりもします。ターゲットに応じて商品を替える、商品に応じてターゲットを変える、コミュニケーションによってターゲットを変える、基本的にはこの3つのアプローチによってマーケティングは成立させられます。
大切なのは、どれだけ具体的な状況に落とし込んで実践していけるか、ということです。
とはいえ、手が足りないというのは全ての企業の抱える課題ですよね。。。
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