自粛期間で鍛えるwebマーケティング〜web広告パートナー編〜

昨日は集客導線の要となるwebサイトのポイントについてご紹介しました。

このwebサイトへきた見込み客が、自ら内部リンクをクリックしてページ遷移をしてくれる状態を作れたら、次はそこへ来てもらう道を作ります。

ここでweb広告の出番です。

多くの企業のweb広告運用の現状

中小規模の企業であれば、いろんな広告を出稿していると思います。でも、満足に運用できている企業はほぼ居ないのが実情です。

広告代理店に運用してもらっている企業が多いと思いますが、その運用がイケているのかどうかはわからないまま任せているケースが多いと感じます。

毎月報告書をもらい、結果を共有され、次月の対策を提案され、「じゃ、それでお願いします。」というやりとりを何ヶ月も続けてる企業がたくさんいます。

現状を抜け出したいという思いから、「こういう新しい媒体が出てます。」「これで他社さんは成果出せてます。」などの情報に食いつきがちですが、そういう施策で成果が出ることは多くありません。

毎月成果が上げられていなければ、今のやり方が間違っているということの表れです。今すぐに運用を見直すことをおすすめします。

簡単にできるweb広告パートナー選びのポイント

予算規模に応じて適切なパートナーが存在します。パートナー選びを間違えば、期待している成果を手に入れることはできません。

広告予算規模が月50万円以下の企業の場合

広告代理店に運用を依頼するのをやめましょう。数十万規模の広告予算ではたいした広告をできません。細かな運用をする必要もないですし、そこまで手間もかからないので、自分でやるのをおすすめします。

いろんな媒体があり、いろんな配信方法があり、難しそうと敬遠しがちですが、正直全ての機能を使い熟す必要もありませんし、使える予算的にもやれることは限定的なので、最低限の運用を覚えれば問題ありません。

最低限の広告としては、リスティング広告での指名検索KW配信と、Facebook広告でのターゲティング&リターゲティング配信です。Facebook広告はすぐに始められて、中小企業向けのサポートも比較的充実してるのでおすすめです。

広告予算規模が月100万円以上の企業の場合

中小規模の広告運用代行会社に運用を依頼するようにしましょう。間違っても有名な企業やいろんな実績を持っている広告代理店に依頼してはいけません。

なぜなら、彼らにとっては100万円程度の広告予算は鼻くそみたいなものだからです。案件の優先度は低く、担当も素人をつけられる場合が多いです。なので、広告運用専門にやっている企業をパートナーにしてください。

広告運用の質は運用者がどれだけ手をかけてPDCAを回したかで決まります。つまり、その企業にとってどれだけ大事な案件なのかで決まります。

大規模な予算を運用している企業の中での石ころ的クライアントになるより、小規模な予算を運用している企業の中でのダイヤモンド的クライアントになることをおすすめします。

広告予算規模が月1,000万円以上の企業の場合

大手のweb広告代理店に依頼しましょう。普通の広告運用だけで運用しようとすると、細かな設定、細かな設定毎のクリエイティブの見直しが必要になります。

それをまかなえるだけの体制を社内に抱えている必要があります。また、媒体社からの情報提供や運用協力体制も整っているので、最新の情報にもアクセスしやすく、常に新しい施策提案を受けることができます。

媒体を横断した最適化や、広告運用のみに関わらず、パフォーマンス改善のための提案ももらえます。(本来はそうですがそうなっていないケースもちらほら見ます)

広告予算規模が月1億円以上の企業の場合

大手の総合広告会社へ依頼しましょう。web広告運用だけではパフォーマンス最大化しづらくなる規模感です。広告運用だけでは効果の上がり幅が小さくなっていきます。

そのため、秀逸なキャンペーンやクリエイティブによって、広告にレバレッジをかける必要があります。それをweb広告の専業代理店では担えません。

オフライン含めた広告キャンペーンを展開する知見とスキルを持った企業でなければ、期待する成果を出すことはできません。

 

このように、規模感に応じて適切な広告パートナーが存在します。有名だから、大手の実績が多いから、などの理由で選んではいけません。

逆に、実績はなくても自社にあった運用スキルを持つパートナーがいれば、それが適切な相手だと言えます。実際に、web広告運用会社で勤めて独立して運用者として活躍している人たちがたくさんいます。

実績もありスキルもあり、運用への熱意もクライアントへの愛情もある彼らを採用できている企業が、web広告での成果をうまく出せていると思います。

僕もそういう人たちとしか仕事をしないようにしています。

 

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