自粛期間で鍛えるwebマーケティング〜web広告編〜

中小企業がwebプロモーションを強化するチャンスが来ています。

その理由は、不況下で広告費を削減する企業が多いからです。web広告の多くは入札モデルを採用しています。そのため、高い単価で配信できる資本力のある企業の広告が、優先的に配信されます。

webの場合、広告枠がなくなるということはないのですが、大企業は配信量も桁違いなので、その動向によって我々は影響を受けます。

商戦期や期末期などは大企業の予算投下が集中する時期なので、配信単価が高くなったり、広告が出づらくなったりします。なので大企業が広告費を絞れば、いつも以上に広告配信しやすくなることが予測されます。

実際に3月の配信状況は悪くありません。露出が制限されるとか、配信単価が高騰するなどはない状況です。

では、これからweb広告を強化していくためには、どんな広告をすればいいのか?

web広告を始める上で押さえておかないといけない広告が3つあります。それが、アフィリエイト広告、検索広告、リターゲティング広告です。

web広告を始めるならアフィリエイト広告はマスト

アフィリエイト広告は成果報酬型の課金モデルなので、広告予算が大きくない企業でも始めやすい広告です。事業採算を考慮した獲得単価設定ができるので、赤字リスクなく集客できるところがポイントです。

ただ、成果単価が低かったり、特殊な商材だったりすると提携してくれるアフィリエイターが市場に居ない可能性があり、実施に至らない場合もあります。

また、一般的なブログやメディアサイトなどで運用するアフィリエイト広告の場合、集客できる数には限りがある場合が多いです。

アフィリエイト広告は、web広告の土台として考える施策になります。

web広告を始めるなら検索広告もマスト

次に、検索広告です。GoogleやYahoo!の検索結果ページ上部に表示される広告で、今まさに情報にアクセスしたい見込み客に対して広告できます。

社名や商品名で検索した人を確実に売り場へと連れていくことで、購入意向度の高い見込み客への販売機会を取りこぼさないようにできます。

一般キーワードと呼ばれる、悩みや解決法を検索している人が調べるようなキーワードに対して広告する方法もありますが、広告出稿が活発な業種によってはおすすめできません。医療・美容・健康系、人材系、金融系など。

クリック単価が高く、購入意向度が高くない人への広告になるので、予算規模が大きくないうちは費用対効果が悪いためです。

検索広告は、購入意向度の高い見込み客をきちんと受け止めるための施策になります。

web広告を始めるならリターゲティングはマスト

一度、サイトへ訪れた相手に対して配信できる広告で、興味は持ったけど買うタイミングではなかった人に対して改めて広告できます。

人には買うタイミングがあります。すぐ買う場合もあれば、数日悩んで買う場合もあります。何か別の用事を思い出して中断したことで、買うのを忘れてしまう場合もあります。

そういう人のために、改めて広告してあげることで、購入導線へと引き戻してあげることができます。

多くの広告の成果がリターゲティング広告から生まれています。特定ページへの訪問者に限定した配信もできるので、申し込みフォームまで来た人、主要なページに訪れた人に対してのリターゲティングはマストで設定しておいてください。

リターゲティング広告は、見込み客を購入導線へと引き戻すための施策です。

これからweb広告を始める方へのアドバイス

予算規模が月100万円以下とかであれば、この3つだけで十分です。あとはパフォーマンスを高めるためのランディングページの運用に投資していれば問題ありません。

そして、まずは自分で運用してみることが大切です。

仕組みを理解して、運用工数をアウトソーシングする方が事業全体の生産性が高まる状況になって初めて、広告運用パートナーへ集客をお願いするようにしてください。

そうすれば、きっとwebを集客装置として活用していくことができます。

 

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