マーケティングは見込み客に憑依することが大切です。
勝手に喫煙スペースとして使われてしまって迷惑している人へのナイスアイデアがありました。
この貼り紙だけで勝手な喫煙者を撃退できるというものです。
多くの場合、この手の貼り紙は「ここは喫煙所ではありません!」「喫煙禁止」などのメッセージになっていると思います。
良心のある人であれば別の場所へ移動しますが、そんなことは自分に関係ないと吸う人たちもいます。
これは、相手の問題なので自分には関係ないという判断をされてしまっているからです。
この事例では、多くの注意喚起で起こってしまっている「非自分ごと化」を「自分ごと化」させる有効な策になっています。
有料喫煙所→ここを利用するとお金がかかる→お金をとられたくない→別のところへ行こう、という判断を引き起こしています。
喫煙以外の迷惑行為にもこれは使えると思います。勝手なゴミ出し、ペットの排泄など。個人的には電車の乗車マナーが悪い人にも使えないかなと。駆け込み乗車1万円、入口付近での踏ん張り行為5万円とかw
自分がやってほしいことを伝えるだけでは十分ではありません。多くの企業がこの過ちを犯してしまっています。
相手の頭の中に入り、相手が行動を取りたくなるようなアプローチを考えることが大切です。
コメント