サンスターさんがYahoo!広告の運用を自動入札に変えて成果が良くなったという記事がありました。
少し前にYahoo!のディスプレイ広告は大きなモデルチェンジをしたのですが、それがうまく機能していることがわかる事例です。(だいぶ使いやすくなってます。以前は酷かったのでw)
自動入札の導入前と比べて、インプレッション数は17%、コンバージョン数は12%増加し、CPAは12%、CPCは29%削減しました。獲得効率とボリュームを両立できた結果となっています。(https://markezine.jp/article/detail/34403?p=2)
入札方法を変えただけで、このパフォーマンスアップは素敵ですよね。
自動入札というのは、媒体側の裁量で広告の目的にあったユーザーへ広告を配信してくれるというものです。広告を見せる相手もそうですし、広告枠への入札単価の調整などもそうです。
今までは、LP訪問●日とか複数の配信リストを作って、それぞれに入札単価を設定したりしていました。LP訪問した直後の人は購入意向度が高い可能性があるので高く入札して、LP訪問してから日数が経っている人には入札を低くするなど。
Google広告やFacebook広告もそうですが、運用者側で細かく設定をしない方がより高いパフォーマンスを目指せるような設計になっています。AIが判定する方がより高い精度で見込みの高いユーザーへ広告配信できるということです。
運用者の中にはまだ懐疑的な方も多く、実際に自動入札の学習期間に大量に配信されて終了してしまうケースもあります。なので、まだ手動と自動のハイブリッドが無難な気はしますが、どんどんと自動入札が前提になっていくと思います。媒体側がそれを目指しているので。
多くの企業が抱えるマーケティングコストの無駄
正直、代理店も自動入札を使うようになっているので、昔ほど代理店に頼む理由がなくなっていると思っています。
とはいえ運用の手間はあるので、頼めるなら頼んだ方が良いのですが、少なくともただ自動入札で運用してもらうだけで、手数料20%支払う必要はないと思っています。
月に100万円媒体費を使っているなら、20万円が手数料として請求されます。20万円あれば運用担当者を業務委託する方がコスパが良いこともあります。予算が大きくなればなるほど、費用を固定化できている方が良いです。1000万円なら200万円が手数料です。コスパ悪いですよね。
この代理店手数料の無駄はマーケティングに取り組む企業が抱える無駄の1つにすぎません。多くの企業がたくさんのマーケティングの無駄を抱えています。
より多くの成果を得たいのなら、まずマーケティングの無駄にメスを入れて、より売上に繋がるところにお金をかけられる状況にすることが必要です。