「chocoZAP」知ってますよね?
全国で1700店舗以上に拡大している簡易型トレーニング施設です。
脱毛器があったり、ホワイトニングがあったり、ネイルがあったりと、ジムの域に収まらないサービス内容でジムとは言えない業態で拡大中です。
その「chocoZAP」がサポート会員制度を本格導入しました。
サポート会員制度とは、会員自身が店舗の清掃や機器のメンテナンスを行い、割引などの特典を得られるというものです。
会員に仕事をさせて、そのバイト代が利用料に充てられるような形です。
賢いですよね。
無人店舗なので元々、清掃などの業務は外部業者に依頼していました。外注しなくてもよくなったことで、清掃費用を顧客サービスに充てることができ、コストカット&満足度向上に繋げられています。
しかも、この制度のおかげで店舗の会員定着率が高まったそうです。
清掃やメンテなどの作業を行うことで、自分のお店という意識が生まれ、店舗への愛着に繋がっているそうです。
自分自身が綺麗に使えることの気持ちよさもありつつ、他の会員のためになっているという貢献感を味わえることも、サポート会員制度が成立している理由だと思います。
このように、顧客をサービスを受ける側ではなく、サービスを提供する側に巻き込むことで、コストカットと満足度の向上に繋げられます。
居酒屋などでモバイルオーダーが普及してきていますが、これも注文をとる仕事を顧客に肩代わりしてもらっているとも言えます。
モバイルオーダーアプリの導入によって、飲食業は人件費を大幅に削減することに繋がっています。
BtoBビジネスでも紹介制度を活用すれば、営業を顧客に肩代わりしてもらうことができます。
他の業態でも同様の仕組みを取り入れることは十分に可能なので、どうすれば顧客を事業運営の仕組みに取り込めるかを考えてみてください。
ーマーケティングは一日にして成らずー