選ぶ理由を作るマーケティング施策『ポケふた』

  1. コラム

「ポケふた」って知ってますか?

ポケットモンスターをあしらったマンホールのことで、先日100枚目が町田市に設置されました。

最初は町田市独自の取り組みと思って「これは良い、全国に設置して人の流れを作れる」と思ったのですが、既に100枚も全国各地に設置されていたようです。自分が考えられることは誰かが既に考えているというのは真実ですね。

今後も設置箇所は増えていくようです。ポケモンGoのスポットとしても利用できるようになっているなど、ポケモン好きの人は行ってみたいと思う仕掛けだなと思います。人がそこへ行く目的を与えている良い施策です。

商品が売れない理由

「商品が売れない」これは多くの企業が抱えている課題です。必要なものであればお金を支払ってでも手に入れたいと思います。食料、衣類、住居など無いと困るものは誰もが買いますよね。

ですが、こういう商品を扱っているとしても多くの売れない商品が存在するのは、既にその商品への必要が満たせているからです。必要なものなのは既に持っている人が多いので、多くの売れない商品が生まれます。

同じ必要を満たす商品の中から自社の商品を選んでもらうために、マーケティングの力を利用します。価値を高めたり、付加価値をつけたり、買い求めやすい条件を出したり。ですが、どこの企業も同じようにマーケティングに取り組むので競争になります。

商品を売るために必要なこと

その環境で他社に勝るために必要なのが「その商品を選ぶ理由」です。

見込み客は商品を売られる時、「なぜその商品を私が買うべきなのか」「なぜあなたから買わなければいけないのか」という反応を示します。

必要を満たせれば良いという人にとって必要以上に高い価値よりも、より安い価格が大切です。それを実現できるのが大手企業です。

なぜ大手企業が提供している商品と同じ課題を解決するための商品を、実績も信用も乏しい相手から買わなければならないのか、と買い手は感じます。

その時に「その商品を選ぶ理由」を作れていれば、価格が高くても、実績や信用がなくても、買ってもらえます。

町田市に行く必要のない人に「町田市に行く理由」を作ることになっている『ポケふた』は、マーケティング施策だと言えます。

売れない状況を売れる状況に変えたいのであれば、今その市場にいるプレイヤーと同じことをしていてはいけません。

争いは無いのが1番です。他社と同じように必要を満たすだけの商品を売っていては、そこに戦いは生まれます。違うこと、補完することを商品にしなければ、「選ばれる商品」にはなりません。

資本力や信用力で太刀打ちできるなら、必要を満たすだけの商品でも十分に売っていけると思いますが、多くの企業がそうではないと思います。

なので我々は、他社にない付加価値を作り、「その商品を選ぶ理由」を生み出さなければいけません。

 

 

 

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平岡 大輔

プロモーション領域の端から端までを熟知しているバランス型マーケター。
総合広告会社でTVCM中心にマスメディアのプランニングに従事。
web系ベンチャー企業でクリエイティブ事業部の責任者として多数のwebサイト開発に取り組みながら、EC企業のマーケティングコンサルタントとしても活躍。D2C企業の経営に参画し、年間5億円の広告費を使いながら理論と実践のPDCAを回している。マーケティングのプランニングからディレクションまでを得意領域としており、チームビルディング・チームマネジメントにも精通。

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