サブスクの押し売り

  1. コラム

ネタ探しにMarkezineを物色しに行きました。いくつか興味のあるトピックがあったので覗いてみると、雑誌版を購入している人しか2ページ目以降が見れないようになっていました。

継続販売による収益化を推し進めたいのは理解できるのですが、メディアに触れるきっかけになっているweb記事がほぼ思わせぶりな状態です。もし自分が課金ユーザーで記事を読める状況でも、良い記事をシェアしたいという気持ちにブレーキをかけられます。

たまに有料会員だけが読める記事があるのはいいと思います。それを読みたいと思う人がいれば、課金できるからです。うまくやっているなと感じるのはNewspicksです。

Newspicksの価値

Newspicksには数年前から課金しています。誰の記事か覚えてませんが、とても気になる内容だったので、それを読むために有料会員になりました。それ以降、ずっと課金しています。最初のうちは無料記事中心に読んでいました。自分の中では、どちらかというといろんな方のコメントがメインのコンテンツでした。

でも気づけば、有料会員向け記事を楽しみにしている自分がいました。独自記事の質が高まってきているからなのだと思います。逆にユーザーコメントはそこまで見なくなってきています。

参加者のコメントに付加価値のあるメディアですが、他では読めない記事が多くなってきていて、記事自体の価値も高まっていると感じます。

月1,500円も、本を1冊買ってると思えば安いものですし、何より自動で支払いが完了するので払っていることすら忘れているので、支払いの痛みも感じません。やっぱり継続課金は最強のモデルですね。

上手な有料会員への引き上げ方

無料でも十分に価値ある状態があり、更に高い価値のものへ課金誘導するというのがうまくいくメディア運営なんだろうなと思います。

課金してでも読みたい記事があっても、そもそもメディアに接触する習慣や愛着が無ければ、スポットで利用してすぐにやめてしまうからです。

ずっと気になっていたけど手を出せなかった、という状況がまず必要だと考えます。習慣と愛着があれば、一つのきっかけでダムが決壊するかの如く、お金と関心が流れ出てきます。

目先の利益を先行するのは、そもそもダムに水が貯まっていない状態で水を呼び込むのと同じです。良いものを安く提供することで関係と定着を作り、更に良いもので十分な利益を出すようにするのが、より良い顧客化のプロセスです。

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平岡 大輔

プロモーション領域の端から端までを熟知しているバランス型マーケター。
総合広告会社でTVCM中心にマスメディアのプランニングに従事。
web系ベンチャー企業でクリエイティブ事業部の責任者として多数のwebサイト開発に取り組みながら、EC企業のマーケティングコンサルタントとしても活躍。D2C企業の経営に参画し、年間5億円の広告費を使いながら理論と実践のPDCAを回している。マーケティングのプランニングからディレクションまでを得意領域としており、チームビルディング・チームマネジメントにも精通。

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