TikTokのマーケティング活用に注目が集まっています。
中高生の遊び場じゃないの?ダンスアプリでしょ?という印象を持っている方も多いと思いますが、ユーザーが増えていることで、そこで投稿されるコンテンツもビジネス系や企業紹介系など、バリエーションが増えてきています。
見る専門の人も多いですがユーザー層も拡大しています。ヘビィユーザーが多く、アクティブな動画配信プラットフォームとなっているので、運営会社はマネタイズのために積極的に広告出稿企業を増やしている状況です。最近TikTok広告活用の広告をよく見かけます。
TikTok広告のプロモーション活用状況
TVCMをするような企業のやっているTikTokフィットしたCMが話題になりがちなので、認知獲得のために出稿する企業が多いような印象ですが、広告の配信単価が低いことで、実際には獲得系の広告も多く出回っています。
獲得系の広告もTikTokフィットした動画広告にしています。そこから記事LPへ送客し、購買を促すという流れで成功しています。うちの実績でも獲得単価では他の広告の半分以下になっています。
TikTokに広告に反応しやすいユーザーが多いというよりは、商材によってはターゲット層の利用者が多いことと、配信単価が低いことで配信量が大量に確保できるからということが理由かと思っています。
TikTokをマーケティングに生かす
スキンケアブランドEOS(イオス)がTikTokを活用してマーケティングしている事例を紹介する記事がありました。広告活用だけではなく、ブランドアカウントを運用することで相乗効果を図れています。
TikTokにおける最初の試みは、「(注目を集めるための)飾り」をすべて備えていたとカン氏は言う。昨年の9月に行われたこのキャンペーンは「#makeitawesome」と呼ばれ、複数のプラットフォーム上で実施されたイオスの再ローンチの一環だった。TikTokでは3週間展開され、ビュー数は30億、エンゲージメント率は14.5%に達し、投稿でハッシュタグを使ったユーザー数は34万人となった。
やり方は、TikTokで活動するクリエイターたちを起用して、企業が指示したものを作ってもらうのではなく、彼らのクリエイティビティに任せたコンテンツメイキングをしてもらうというやり方です。
インフルエンサーを使うのは他のプラットフォームと同じですが、TikTokというプラットフォームをより理解している人に、その世界でのお作法に基づいて企業のイメージを高めて、購買を促すためのコンテンツを作ってもらうのが適切なやり方だとしています。
合わせて、自社アカウントを運用することでTikTok内でのブランド認知を高めています。せっかくプロモーションでブランドのことを知った人を囲い込む術を持っていなければ、毎回のプロモーションコストを使い捨てにしてしまいます。
ブランドアカウントがあれば、そこへ興味を持った人や顧客を囲い込むことができます。そこで展開されるコンテンツが、インフルエンサーの作るコンテンツより見劣りしたとしても、ブランドのアカウントが存在することで、ユーザーとの関係づくりがしやすくなります。
企業が取り組むべきメディア活用
先進的な商品を扱っているのであれば、先進的な場所で存在感を示すことが大事です。
新しい商品、知られていない商品、こだわりの強い商品は、ぜひ新しい場所で、新し物好きに向けて、彼らの接触しているコンテンツにフィットさせた形でプロモーションしていってください。
でも、TikTokはまだまだ特定層が楽しんでいる場所なので、InstagramやYoutubeほど全ての企業が活用すべきプラットフォームではないと思っています。なんでも新しいもの、今後の可能性に飛びつかずに、まずは自社のビジネスに最適なプラットフォームから始めるのが最も大切です。
参考 https://digiday.jp/brands/allow-the-creators-to-create-eos-hands-influencers-the-wheel-to-drive-effectiveness-of-its-tiktok-campaigns/
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