バズらせる近道とは?

先日、クライアントから相談がありました。

ブランド認知目的でTikTok運用を始めたけど、コンテンツのクオリティが悪いので、良い会社がいないか?という相談です。

投稿されている動画を見ると、まぁよくある感じの動画。料理動画をフックに商材に落とし込む感じです。

鍋が汚かったりと詰めの甘さが気になりますが、動画の内容自体はかけてる費用に対して妥当な印象。

クオリティの高いコンテンツを作るためには、それなりにコストがかかります。

1本3万円程度だとそこまで品質の高いコンテンツは作れません。

作れて手元で撮影した素人でも投稿するような動画が関の山です。

バズる動画を作るための企画や撮影にリソースをかけられなければ、多くの埋もれている動画との違いは出しづらいです。

さらに、1本の動画で大成功を収めることは皆無なので、バズらせようとしたら10倍以上は投資が必要です。

それでもバズる保証はありません。

なので、当たるか当たらないかわからないコンテンツに投資をし続けるより、認知獲得が目的なら広告を活用した方が良いとアドバイスをしました。

毎月数十万円の動画制作費をかけ続けるなら、その数十万円を使って広告をぶん回せば、目的の認知獲得は容易くできます。

実際に、数ヶ月分の動画で得られている視聴回数は数万回です。

仮にひと月30万円で10本動画を作ってもらっていて、ここまでで60万円使っていたとします。

その60万円を広告に使っていたとするとこうなります。

1本の動画を作るために10万円をかけたとして、視聴単価5円の時、10万回の認知機会を手に入れられたことになります。

どっちが目的を達成できているのかは一目瞭然ですよね。

動画の活用で露出を増やしたいという当初の目的が、TikTokアカウントで数字を伸ばすという手段に変わってしまっていた事例です。

まさに、手段が目的化してる状況です。

施策にこだわると、目的への最短距離を見失うことになります。

こういう状況は多くの企業で起こっています。

改めて目的に立ち返ってみてください。
ーマーケティングは一日にして成らずー

平岡 大輔

株式会社テマヒマ 代表取締役/マーケティング歴20年/事業成長に悩む企業のweb集客ROI改善を支援/売れるLP改善を得意とし、大手から中小企業まで100本以上のLPを改善/著書『売れるランディングページ改善の法則(技術評論社)』

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